タグ

ブックマーク / natrom.hatenablog.com (27)

  • 何も悪いことをしていなくても人々は病気になる - NATROMのブログ

    がんを治すことが証明された事療法は、現時点では存在しない。がんになりにくい事ならある程度はわかっていて、がんの患者さんについても、基的にはそうした健康的な事が推奨されている。詳しくは ■がん体験者の栄養と運動のガイドライン:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ] を参照して欲しい。なにも特別なことはない。「健康的な体重へ減量し、その体重を維持しましょう」「野菜、果物、全粒穀物を多く含む事パターンにしましょう」といったものだ。べてはいけないものはない。当たり前だが、健康的な事をしていてもがんになるときはなる。ましてや、がんを治す効果はない。 何度も書いてきたが、がんに対する厳格な事療法は、効果が不明確なわりに副作用が大きい。単純に栄養の偏り(野菜ジュースを大量に飲むためほかの事が摂取できない、など)が体力を落とす以外にも、自分の好きなものをべられない、とい

    何も悪いことをしていなくても人々は病気になる - NATROMのブログ
    raitu
    raitu 2019/12/27
    “そろそろ生活習慣病という呼び方は止めたほうがいい” 「強いて言えば、運が悪い。」
  • 血圧の基準値がどんどん下がるのなぜか? - NATROMのブログ

    高血圧学会による高血圧治療ガイドラインが5年ぶりに改訂され、合併症のない75歳未満の成人の降圧目標が従来の140/90 mmHg未満から130/80 mmHg未満に引き下げられた。 「高血圧は薬で下げるな」「基準値の引き下げは薬を売りたい製薬会社の陰謀だ」といった主張がニセ医学であることはほとんどの人がおわかりだと思う。ただ、高血圧の基準値がどんどん引き下げられることについて疑問を持つ方もいらっしゃるであろう*1。ガイドラインが変わっただけでこれまで病気じゃなかった何百万人もの人が病気だと診断されるなんて、不思議と感じるのは当然だ。今回は血圧の基準値が下がっていく理由について大雑把に説明したい。 血圧の高い人は、そうでない人と比べて、心血管疾患などで死にやすい 今では常識に属することだが、高血圧は心血管疾患のリスク因子である。ただ、これを証明するのは意外に難しい。心血管疾患の患者さんを

    血圧の基準値がどんどん下がるのなぜか? - NATROMのブログ
    raitu
    raitu 2019/04/30
    “日本高血圧学会による高血圧治療ガイドラインが5年ぶりに改訂され、合併症のない75歳未満の成人の降圧目標が従来の140/90 mmHg未満から130/80 mmHg未満に”
  • 自覚症状のない発熱はありうる - NATROMのブログ

    エボラ出血熱の発生地であるリベリアに滞在後、羽田空港に到着した男性に発熱の症状が確認されたというニュースがあった(■リベリア滞在の男性 エボラウイルス検出されず NHKニュース)。ニュースによれば、「男性は体の不調は訴えていませんでしたが、到着時に検疫所で熱を測ったところ、37度8分の熱があった」とのことである。 ブックマークコメントに、37.8度の発熱があるのに体調不良などの自覚症状がないことがあるのだろうか、という趣旨のものがあった。このように疑問を表明していただくのはありがたいことである。医療従事者にとっては当たり前のことであっても、必ずしも一般の方にとって当たり前とは限らない。言ってもらわなければそこにギャップがあることになかなか気付けない。 多くの人にとって、体温を測るのは、何かしらの体調不良があるときである。だが、体調不良がないのに体温を測ることはめったにないのではないか。その

    自覚症状のない発熱はありうる - NATROMのブログ
    raitu
    raitu 2014/10/29
    不調時は当然判断能力や知覚能力も落ちてるんだから当然よな。皆自分の感覚主観を信じすぎ
  • なぜ「化学物質過敏症」患者に対して包括的な検査が必要なのか - NATROMのブログ

    学術会議が「例えプラセボとしても、医療関係者がホメオパシーを治療に使用することは認められません」という声明を発表したのが2010年の8月である。ちょうど3年前。さて、例えばの話、日学術会議なり、日産婦人科学会なり、なんらかの公的な学術団体が出産についての公式声明を発表し、「出産は助産師や産婦人科医などの専門家の管理下で行われることが望ましい」などと同時に、 「ホメオパシー」を使用する助産師が増えている。 という記述があったとしよう。日における最近のホメオパシーの問題点についてよく知らない人は、「助産師という資格を持ち、専門性を持った人たちがホメオパシーを使用していることを記述しているということは、この文章はホメオパシーを擁護しているのだ」「ホメオパス(ホメオパシー使用者)を排除するための記述ではなく、むしろ助産師とホメオパスが重なりあっていることを認識してもらうための文章だ」と解

    なぜ「化学物質過敏症」患者に対して包括的な検査が必要なのか - NATROMのブログ
    raitu
    raitu 2013/08/30
    むしろ化学物質過敏症と主張する70人に対し包括的検査をしても9人しか原因が特定できなかったことに驚いた。残りの61人はどうしたらいいの
  • おっぱいを想像力で大きくする - NATROMのブログ

    プラセボ効果について調べていると、「心が身体に影響する例」という文脈で、自己催眠で女性の胸を大きくできるという話があった。プラセボが痛みや不安をとることはよく知られているが、身体疾患に対しての効果には議論がある。一般的に、プラセボは精神症状と比較して身体症状には効果は劣るとされている。プラセボではなく自己催眠ではあるが、催眠だけで胸が大きくなるという主張には懐疑的にならざるを得ない。研究内容を検討しようとしたが、オリジナルの論文までは入手できなかったが、ネットでかような情報を発見した。一応は、eduドメイン。8ページの後半あたりから。 ■Pilgrimage, Therapy, and the Relationship Between Healing and Imagination(PDFファイル) In five separate studies (Honoites 1977; LeCr

    おっぱいを想像力で大きくする - NATROMのブログ
    raitu
    raitu 2013/05/08
    プラセボ効果シリーズ。
  • 「ガンはうかつに治療するな」は本当? - NATROMのブログ

    ツイッターで「ガンはうかつに治療するな!」という主張が流れてきた。まあ癌の種類や病期や患者さんの状態によっては確かにそうなんだけど、例によって標準医療を否定する内容であり、うかつに信じる人がいたらヤバそうな内容であった。転載ばかりでどこが引用元なのかはよくわからないのだが、その中の一つから引用しよう。 「日では例外なく手術もしくは放射線治療される」という主張は誤り ■ <がんと共生するために> - 免疫力を高める 日でガンになった人に、「何もしないというのも選択肢」といえば呆れて怒り出すかも知れません。 ところが、ガンが見つかっても何もしないというのは、ごく当たり前の主要な選択肢なのです。 それどころか、「ガンはうかつに治療するな」はごく一般的選択肢のひとつです。 とくに前立腺癌はほおって置いても害がないから、何もしない、何もする必要がないという見方が、主要な選択肢なのです。前立腺癌を

    「ガンはうかつに治療するな」は本当? - NATROMのブログ
    raitu
    raitu 2012/10/16
    デマ検証
  • 日本の薬の使用量はケタ違いなのか? - NATROMのブログ

    なぜ日で最大の死因がガンなのか?なぜ日の薬の使用量はケタ違いなのか?・・・それは投資ビジネスとして仕掛けている人たちがいるから。だから薬害エイズは防げなかったし、丸山ワクチンも認可されないのです。 bit.ly/RVyfYh— tamayanさん (@tama0905) 8月 28, 2012 「日の薬の使用量はケタ違い」なのだそうだ。当かな?日の総医療費は諸外国と比較して多くはないことは知っていたけれども、薬の使用量についてはそういえば知らなかったので調べてみた。だいたいこの手の統計はOECD(経済協力開発機構)がまとめている。紹介しよう。 ■Health at a Glance 2011(PDFファイル)より引用 2009年(または近傍の年)の統計。左が1人当たりの、右がGDPに占める薬剤に対する支出を示す。1人当たりの薬剤費支出のトップはアメリカ合衆国。まあだいたい予想の範

    日本の薬の使用量はケタ違いなのか? - NATROMのブログ
    raitu
    raitu 2012/09/01
    「1人当たりの薬剤費支出のトップはアメリカ合衆国。まあだいたい予想の範囲内。2位以下がカナダ、ギリシャ、アイルランド、ベルギー、ドイツ、フランス、イタリアときて日本は第9位」
  • 「喫煙率が下がると肺がん死が増える」のはなぜか? - NATROMのブログ

    武田邦彦氏が、「どうも何かを間違っているような気がします」という保留付きながら、「タバコを吸わない人に対して、タバコを吸うと肺がんの死亡率は10倍以上減る」という推論をしていました。 ■武田邦彦 (中部大学): 奇っ怪な結果?? タバコを吸うと肺がんが減る?! でも、なにか釈然としなかったので、1955年頃から1985年頃までの統計的データから、「タバコを吸うと何倍ぐらい肺がん(気管、気管支を含む)になりやすいのか?」という計算をしてみました。基礎となるデータは厚労省やがんセンターなどから出ている男性のものを使い(下の図。データ自体は誰も異議がないと思います)、次の前提を起きました。 1) タバコの害は継続的に20年ぐらい吸った人が、さらに20年ぐらい後に肺がんになる(そのために1985年以後の喫煙率のデータは使えません。1985年の20年後は2005年になり、それ以後はデータがまだ無いか

    「喫煙率が下がると肺がん死が増える」のはなぜか? - NATROMのブログ
    raitu
    raitu 2012/03/18
    「喫煙率の増減と肺ガン死亡率の増減の間には、30年ほどのずれ(タイムラグ)がある」
  • 日本医師会が混合診療解禁に反対する理由 - NATROMのブログ

    ■混合診療のメリットとデメリットというエントリーに対し、「日医師会はなぜ混合診療に反対しているのか」という質問が寄せられた。日医師会の公的なコメントは、■混合診療ってなに?〜混合診療の意味するものと危険性〜などで読める。この主張を、利権団体のポジショントークかもしれないと疑うのは、適切な懐疑であろう。日医師会が、主に開業医の意見を代表しがちであることはよく知られているところである。 たとえば、池田信夫氏は、日医師会が反対するのは「被害妄想」「卑しい既得権のレトリック」だとしている。 ■池田信夫 blog : 医師会はなぜ混合診療をいやがるのか - ライブドアブログ 何のために、こんな世界にも類のない規制をしているのだろうか。医師会は「混合診療を認めたら、金のある人だけが高度医療を受けられるようになって格差が広がる」と主張しているが、そんなことはありえない。必要な高度医療の多くは保険

    日本医師会が混合診療解禁に反対する理由 - NATROMのブログ
    raitu
    raitu 2011/12/03
    そっちから攻めるより、混合医療解禁は管理コストがかかって余計保険料が掛かるんじゃね?っていくべきじゃね 類似記事→http://econdays.net/?p=5341
  • 混合診療のメリットとデメリット - NATROMのブログ

    最近、TPP関連で混合診療がよく話題にあがる。混合診療の問題は複雑である。「混合診療に反対している連中は既得権益を守っているだけ。がん難民のためにも今すぐ混合診療は全面解禁するべき」という意見も、「混合診療を解禁してしまうと、マイケル・ムーアの『SiCKO』のような、貧乏人がまともな医療を受けることができなくなる酷い制度になってしまう。絶対反対」という意見も、どちらも極端である。この両極端の意見の間のどこかに妥協点を見つけるのがいいだろうと私は考える。 混合診療とは何か? 混合診療とは、保険診療と自由診療(保険外診療)の医療を併用することを言う。現在の日では、混合診療は原則として禁止されている。たとえば、医療費が20万円の保険診療を受けると、自己負担割合が3割の人は、6万円のみ支払えばいい。14万円は保険者が支払うことになる。さらに、10万円の自由診療を同一の医療機関で受けたとする。混合

    混合診療のメリットとデメリット - NATROMのブログ
    raitu
    raitu 2011/11/16
    良記事。TPP受諾で全面解禁となりうる「混合診療とは、保険診療と自由診療(保険外診療)の医療を併用すること」
  • 機能性低血糖症の疾患概念はグレー - NATROMのブログ

    血糖値の異常な変動が精神的・身体的症状と関連するという主張がある。■20年来のつらさがほぼ消えたことについてにて体験談が述べられている。糖尿病治療薬やインスリノーマ(インスリン分泌腫瘍)などによる通常の低血糖症と区別するために、ここではこうした主張に関連する低血糖症のことを機能性低血糖症と呼ぶ(反応性低血糖症とされていることもある)。まず注意すべきは、通常の低血糖症と、機能性低血糖症は異なる疾患概念であることだ。 通常の低血糖症はよく見る。症状は、軽症であれば、手の震え、眠気、発汗、動悸などで、重症では昏睡に陥る。治療はブドウ糖の内服や静脈注射を行い、通常は治療に速やかに反応する。■低血糖(メルクマニュアル)や、■低血糖症(goo ヘルスケア)で述べられているのは、通常の低血糖症のことを指す。私の知る限りにおいて、通常の低血糖症を起こす人たちが、キレやすくなったり、うつ病になりやすかったり

    機能性低血糖症の疾患概念はグレー - NATROMのブログ
    raitu
    raitu 2011/11/09
    「「血糖値の変動が情緒不安等の症状を引き起こす」という仮説自体は、荒唐無稽ではなく、証拠があれば十分に信じられる部類に入る。しかしながら、現時点では十分な証拠に欠けている」マクロビ関連の胡散臭さ
  • 今回報道された急性白血病と福島原発作業の因果関係は? - NATROMのブログ

    福島第1原発作業員が白血病によって死亡したというニュースがありました。まず、亡くなった作業員の方に哀悼の意を表します。 ■急性白血病:福島第1原発作業員が死亡 東電が発表 - 毎日jp(毎日新聞) 東京電力は30日、福島第1原発で作業に携わっていた40代の男性作業員が急性白血病で死亡したと発表した。外部被ばく量が0.5ミリシーベルト、内部被ばく量は0ミリシーベルトで、松純一原子力・立地部長代理は「医師の診断で、福島での作業との因果関係はない」と説明した。 東電によると、男性は関連会社の作業員で8月上旬に約1週間、休憩所でドアの開閉や放射線管理に携わった。体調を崩して医師の診察を受け急性白血病と診断され、入院先で亡くなったという。東電は16日に元請け企業から報告を受けた。事前の健康診断で白血球数の異常はなく、今回以外の原発での作業歴は不明という。 作業と急性白血病での死亡の間の期間が短い

    今回報道された急性白血病と福島原発作業の因果関係は? - NATROMのブログ
    raitu
    raitu 2011/08/31
    「「原発事故後の作業と(今回の)急性白血病での死亡の因果関係はない」と言わざるを得ません」「数年後から十数年後には、今回とは違って、本当の「因果関係は不明」という事例が発生します」
  • 震災前後でがん保険料は変わったか? - NATROMのブログ

    「原発事故後のガンの発症率が上がったので、ガン保険の売り止めがかかってる」というツイートが流れてきた。既に100人以上にRTされている。 この話が仮に事実だとすると、会社内でも営業部長職以上でないと知りえないような情報を、ツイッターで8万人以上にフォローされている知人にホイホイ流す外資系保険会社の社員が存在するということになる。大丈夫か、保険会社。 私には外資系保険会社の知人がいないので、この話が事実かどうか検証できない。しかし、がん保険料が震災前後で変化したかどうかについてなら、公表されている資料を調べたらわかるかもしれないと思ってやってみた。別に網羅的に調べる気はないので、たまたま「がん保険 保険料」でググってみて上位にきたアフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)のがん保険についてのみ述べる。現在、公式サイトでは「■生きるためのがん保険Days(デイズ)」という商品の保険料が確認

    震災前後でがん保険料は変わったか? - NATROMのブログ
    raitu
    raitu 2011/08/26
    アフラックのがん保険では現状特に変わっていないというお話
  • 誰が遺族の背中を押したのか?医療ミスで東芝病院を刑事告訴 - NATROMのブログ

    医療ミスによって家族が死亡したとして、遺族が病院を刑事告訴したというニュース。 ■「医療ミスで次男が死亡」 政治評論家の澤二郎さんが東芝病院を刑事告訴 - MSN産経ニュース 告訴状などによると、死亡したのは澤さんの次男の正文さん=当時(40)。別の病院で脳手術を受けた後、植物状態となっていたが、昨年4月7日、誤嚥性(ごえんせい)肺炎の疑いで東芝病院に入院。午後7時40分ごろ、院内の個室で死亡しているのが見つかった。 死因は、たんがのどに詰まったことによる窒息死だったが、告訴状では、看護師が約1時間40分にわたって巡回に行かず、異常を知らせる警報装置などを取り付けていなかったことが原因と主張している。 まず、亡くなった患者さんに哀悼の意を表する。件において、業務上過失致死に相当する過失があったかどうかについては、エントリーでは論じない。興味がある方は、ぐり研ブログさまが考察されてい

    誰が遺族の背中を押したのか?医療ミスで東芝病院を刑事告訴 - NATROMのブログ
    raitu
    raitu 2011/08/19
    「「ガン・糖尿・アトピーをはじめほとんどの病気を治す遺伝子ミネラル療法」を行っている■野島尚武博士」
  • 武田邦彦氏の過去の発言を検証してみる - NATROMのブログ

    ネットでは武田邦彦氏を信用している人がそれなりにいる。武田邦彦氏を信用する理由もさまざまあるだろうが、「『御用学者』たちは原子力発電所は安全だなどと言っていた。武田氏は震災前から原発の危険性を指摘していた」「政府は言うことがコロコロ変わっている。武田氏のほうが信用できる」というものがあるようだ。少なくとも、そのような理由で、武田氏を信用するのは妥当ではないと私は考える。武田氏は、震災前は原発は安全だと言っていたし、震災前後で言っていることがコロコロ変わっているからだ。いくつか引用し、検証してみよう。強調はすべて引用者による。引用部分や強調が恣意的ではないか、という批判が予測される。引用元はすべて明示しているので、恣意的な引用がなされていないかどうかは、読者は適宜検証をおこなって欲しい。武田氏は、しばしば、引用元を明示せずに論評を行うが、私の引用の仕方を気にするような人は、武田氏はさらに信用

    武田邦彦氏の過去の発言を検証してみる - NATROMのブログ
    raitu
    raitu 2011/04/16
    とりあえず僕は武田先生の発言は一通り無視することにしてます。
  • 差別を許容するコスト - NATROMのブログ

    「避難してきた被災者の車が、いわき市のナンバープレートをつけていたため、近所からクレームがついた」といった話は聞いていた。車についた「放射能」を恐れたのであろう。困ったことであるが、不安に駆られて、そういう行動をとる人がいても仕方のないことだろうと思っていた。しかし、医療機関や避難所といった、公的な性格を持つ施設が、正当な根拠なく被災者を不平等に扱うのは問題である。 ■福島第1原発:放射線検査「義務付け」 偏見で過剰反応 - 毎日jp(毎日新聞) 原発から半径20〜30キロの自主避難促進区域にある福島県南相馬市原町区から福島市に避難してきた会社員、岡村隆之さん(49)は24日、市内の医療機関で8歳の三女の皮膚炎の治療を断られた。理由はスクリーニングの証明書がないこと。市販薬で何とかしのいだが、岡村さんは「ただでさえ不安な避難生活。診察を断られたことが、どれだけショックだったか」と話す。 福

    差別を許容するコスト - NATROMのブログ
    raitu
    raitu 2011/03/30
    医療機関で「放射能差別」があったという恐るべき話。いつ差別される側に回るかわからない状況なのに、差別を許容するわけにはいかないよねという話。ナチス管理下のドイツに状況が似てる。
  • 遺伝子工学で生産された人間豚の高級肉@阿久根市長ブログ - NATROMのブログ

    ■陰謀論にはまる市長(ほたるいかの書きつけ)経由のネタ。最近、「鹿児島県阿久根市の竹原信一市長がブログで市議の不人気投票を行っている」という報道があった。 ■「辞めてもらいたい議員名」投票 阿久根市長自分のブログで募る(J-CASTニュース) 2009年1月12日のブログでは、「阿久根市議会で最も辞めてもらいたい議員は?」と題して、名簿順に市議会議員15人全員の名前を挙げて投票を募っている。ユーザーは自由に投票できるほか、「全議員辞めてもらいたい」「全議員が残って欲しい」という選択肢もある。 前日の1月11日のブログでも、「竹原信一阿久根市長を支持しますか」という自身の支持率調査や、「阿久根市議会は解散すべきだと思いますか」という議会解散の是非を問うアンケートへの投票を呼びかけている。 朝日新聞は「市長が市民の意見を聴く方法として、ただでさえ慎重さが求められるネット投票という手段を使うこと

    遺伝子工学で生産された人間豚の高級肉@阿久根市長ブログ - NATROMのブログ
    raitu
    raitu 2011/01/17
    元阿久根市長、竹原氏blogの電波発言「人類を家畜のごとく扱う世界の支配者層には特別な遺伝子がある」「遺伝子工学で生産された「人間豚」がレストランの高級ステーキ用として販売されている」常識無視の行き過ぎ例
  • 一生に一度でいいから肝炎の検査を受けよう - NATROMのブログ

    ほとんどの人は健康で長生きしたいと考えているだろう。人々は健康のために、健康品を購入したり、運動したり、検診を受けたり、事に気をつけたりしているが、そうした行動にはコストがかかる。できることなら、なるべくコストの少ない方法で、効率よく健康・長生きという結果を得たいよね。そこで、コストパフォーマンスの良い方法を紹介するよ。それは、ウイルス性肝炎の検査を受けること。しかも、一生に一度でOK。そもそもウイルス性肝炎とは何か、なぜ検査が一生に一度でいいのかをこれから説明する。 国立がん研究センターがん対策情報センターがん情報サービス ■日人のためのがん予防法 肝がんの原因の大半が慢性ウイルス性肝炎 慢性ウイルス性肝炎ってのは、B型慢性肝炎とC型慢性肝炎のこと。薬害肝炎訴訟とかで聞いたことぐらいあるだろう。日の肝臓癌の原因の大半はこれ。大雑把に言うと、肝臓癌の原因の約75%がC型慢性肝炎で、

    一生に一度でいいから肝炎の検査を受けよう - NATROMのブログ
    raitu
    raitu 2011/01/12
    「肝がんの原因の大半が慢性ウイルス性肝炎」「いまや慢性ウイルス性肝炎はけっこう治る」「いまなら肝炎治療がお安」「大人になってから慢性ウイルス性肝炎にかかることはめったにない」保健所で検査出来る
  • お金の切れ目が命の切れ目 - NATROMのブログ

    肝臓癌の治療薬にソラフェニブという薬がある。商品名はネクサバール。日では2009年5月から保険適応となった。肝臓癌の治療法は、部分肝切除術、ラジオ波焼灼療法、肝移植、腫瘍塞栓術、持続動注化学療法など複数あり、病期や肝障害の程度によって使いわける。ソラフェニブは切除不能な肝細胞癌が対象となる。海外で行われた二重盲検プラセボ対照試験では、生存期間の中央値はソラフェニブ群で 10.7 ヵ月,プラセボ群で 7.9 ヵ月であった*1。 ちなみに、薬価は、1錠5000円強。標準的な投与量は1日あたり4錠なので、1日あたりにすると2万円強、1ヶ月あたり60万円強ということになる。保険適応になっているから、患者さんの自己負担は60万円の3割で18万円。これは高額療養費制度の適応になるので、平均的な所得の人ならば、ソラフェニブ以外の医療費も含めて自己負担額は8万円強程度になる。差額は組合・政府などの保険者

    お金の切れ目が命の切れ目 - NATROMのブログ
    raitu
    raitu 2010/11/02
    素晴らしい医療で生かせば生かすほど際限なく負担が増えていく問題。現在は「経済的理由で治療内容を変えた」患者さんは全体の1%だが、今後はどうなるか。日本国歳出の半分を医療費が占めつつある現状、キツイ話題。
  • 「冷たい」標準医療は「ぬくもりある」代替医療に勝てない - NATROMのブログ

    がんばれ!山先生〈2〉 「がんばれ!山先生」は、日医事新報という雑誌に掲載されている4コママンガである。日医事新報は医師向けの雑誌であるので、「がんばれ!山先生」も、完全に医師向けの内容である。内輪受け、自虐ネタが多い。今回紹介する「現代ムンテラ事情」も、自虐ネタである。「ムンテラ」とは、患者さんやご家族に対する説明のことを指す業界用語である。もともとは、「口(くち)」という意味のムント(Mund)と、「治療」という意味のテラピー(therapie)を合わせた言葉であるが、以下に引用するように、ぜんぜん治療になっていないことが多い。 現代ムンテラ事情(がんばれ!山先生〈2〉より引用) むろんこれはマンガなので誇張されている。実際にはこんな医師はいないだろう。だけど、医師の多くは、このマンガを読んで、「アハハ、だよねー」と思うのだ。200分の1の死亡率と聞いて安心できない患者さん

    「冷たい」標準医療は「ぬくもりある」代替医療に勝てない - NATROMのブログ
    raitu
    raitu 2010/09/04
    「冷たい真実」を告げる標準医療より、「優しい嘘」を告げるホメオパシーなどの代替医療を求める人の話。現実を正確に見つめる人程鬱病になりやすいという話思い出した。