アメリカのIT企業、アップルは、複数の出版社と示し合わせて電子書籍の価格をつり上げ、公正な競争を妨げたとして、ニューヨークの連邦地方裁判所から独占禁止法に違反していると認定される判決を言い渡されました。 これは、アップルと欧米の5つの大手出版社が示し合わせて電子書籍の価格をつり上げ、公正な競争を妨げたとして、去年4月、アメリカ司法省から独占禁止法違反の疑いでアップルと大手出版社が訴えられていたものです。 司法省は、アップルが出版社が価格を決める代わりに手数料として販売価格の30%を受け取る仕組みを導入し、この際、出版社と示し合わせて不当に販売価格をつり上げたと主張していました。 この裁判で、出版社側はすでに司法省と和解し、アップルだけが争っていましたが、ニューヨークの連邦地方裁判所は10日、「アップルは違法行為の中心的な役割を果たしており、アップルの働きかけがなければ価格の引き上げは実現し