こんにちはフォレンジック課のWDです。 今回はMac端末のフォレンジックについて取り上げようと思います。 テーマとして長くなるので、反響に応じて複数回に分けて連載予定です。 初回は保全方法について取り上げます。 フォレンジック概要 フォレンジックの調査において必要なフェーズは主に3つのフェーズがあります。 ※実際の案件の際には保全の前段階の部分での事前調整や調査範囲の決定などが特に重要です。 今回、この記事で取り上げる保全作業は、つまるところデータのコピー作業です。ただし、データのコピーはただの複製作業という意味ではなく、データの固定化という意味があります。 例えば、PC内のデータを調査する際に、調査時のデータと調査後のデータに変化があっては調査の過程によって改変されたのではないかという疑いが発生してしまうため、証拠性がなくなってしまいます。 また、PC内でコンピュータウイルスなどが実行さ
自己暗号化ドライブに複数の脆弱性、WindowsのBitLockerなどに影響:CrucialやSamsung製のSSDでも脆弱性を確認 悪用されればドライブの暗号が解読される恐れがある。Crucial(Micron)やSamsungのSSD、そしてWindowsのBitLockerなどが影響を受ける。 米セキュリティ機関のCERT/CCは11月6日、ハードウェアベースの暗号化機能を提供する自己暗号化ドライブ(SED)の脆弱性に関するセキュリティ情報を公開した。MicrosoftやSamsungもそれぞれのセキュリティ情報で、対策について解説している。 CERT/CCによると、SEDに関してATAセキュリティやTCG Opal標準の実装方法に起因する2件の脆弱性が、オランダの研究者によって発見された。 悪用された場合、エンドユーザーが設定したパスワードを知らなくても、ドライブに物理的にアク
映画1本数秒。ケーブルもポートもなし。ただSSDを置くだけでパソコンにデータががぶがぶ吸い上げられていってます!! どんな黒魔術かと思ったら、裏にこ~んなちっこいものをくっつけてるだけなのでした。 Keyssaというスタートアップが開発した新技術「Kiss」です。白いプラスティック板についてる黒い四角いの2個、これがなんとコネクタなんす。 コネクタはコネクタでも、スマホやタブレットやノートパソコンにくっつける必要はありません。端末の裏の面に潜ませておけば、そのドックから狭い範囲に高帯域の無線信号がビンビン飛んで最大6Gbpsでデータが転送できちゃうんです。 かさばる金属製コネクタは一切不要。 つまりQiみたいな無接点充電とペアリングすれば、ラップトップの充電もコネクタ抜きで済んでしまうってこと。マシンの横に無粋な穴(ポート)は必要なし。小型の高速SSDが駆動できる程度の電気を送り、それをマ
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