サンフランシスコ(CNN) 同性同士の結婚を禁止する米カリフォルニア州憲法の改正をめぐり、サンフランシスコ連邦高裁は7日、改正案は違憲だとして同性婚を容認する判断を下した。 判事らは、同案は同性愛者が結婚する権利を否定し、州による差別を禁じた合衆国憲法修正第14条に違反すると述べた。州内の同性カップルらはこの判断を歓迎し、「トンネルの先に光が見えた」と喜び合った。 同性婚の反対派は、連邦最高裁に上告する構えを示している。ただCNNの司法アナリストによれば、最高裁はこれをカリフォルニア州内のみの問題と判断し、訴えを却下する可能性もある。その場合は事実上、今回の高裁の見解が最終判断となる。 カリフォルニア州では州裁判所の判断により同性婚がいったん認められたものの、2008年の住民投票では結婚を男女間に限定する州憲法改正案が可決された。これに対して同性婚の支持者らが、改正案は違憲と主張し、連邦地