妊娠中に「予防接種」を受けることで赤ちゃんがアレルギー体質にならないようにするしくみを、国立成育医療研究センターなどの研究チームがマウスの実験で見つけ、26日に発表した。花粉症や食物アレルギー、ぜんそく、アトピー性皮膚炎などを防げる可能性がある。今後、人での効果を確かめて数年以内の実用化を目指す…
犬と一緒に育った赤ちゃんは耳やのどの感染症になりにくく、抗生物質の使用も少なくて済むとの調査結果をフィンランドのチームが米小児科学会誌(電子版)に発表した。動物との接触で細菌にさらされて免疫が発達し、体が丈夫になるのではないかとみている。 フィンランドの乳児397人を対象に1歳になるまで毎週、健康状況や抗生物質の使用などを報告してもらった。全体では7割が発熱を、約5割が抗生物質の使用を経験、中耳炎にかかった割合は4割だった。 このうち犬のいる家庭では中耳炎にかかる割合が半分近くに減り、発熱やせき、抗生物質を使用する割合も1〜3割少なかった。犬が屋外と屋内を行き来するような家庭ほど健康に育つ傾向が見られるといい、研究チームは「犬が外で汚れて家に戻ってくるためではないか」と話している。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)
インフルエンザウイルスなどの病原体に感染し体温が37度まで上がると血液の中で病原体を殺す物質が作られ、病気を治そうとする仕組みが働き始めることを大阪大学の研究グループが世界で初めて解明しました。 この研究を行ったのは、大阪大学医学系研究科の藤原祐一郎助教らのグループです。 ウイルスや細菌などに感染すると体温が上がり、血液中で病原体を殺す物質が作り出されますが、詳しいメカニズムはこれまで分かっていませんでした。 研究グループでは、兵庫県にある大型放射光施設「スプリング-8」を使って、免疫を担う白血球を詳しく調べたところ、表面に水素イオンを出す穴があり細長い2種類のタンパク質が絡み合って閉じたり、開いたりしていることが分かりました。 そして、体温が37度ちょうどまで上がると、絡み合ったタンパク質がほどけて穴が開き白血球の中にある水素イオンが血液中に一気に放出されて病原体を殺す物質を作ることが分
米ジョンズ・ホプキンズ大学の研究チームがHIVウィルスを無力化させる方法を解明したそうだ(Voice of America、本家/.)。 研究チームは、HIVウィルスのコレステロール膜を取り除けば免疫システムを壊せなくなることを突き止めたとのこと。 HIVウィルスは細胞外膜液を保つためにコレスロールを要するという。このコレステロールはウィルスが最初に攻撃する免疫細胞であるヘルパーT細胞が持っているものであり、血液中に流れるコレステロールとは別物であるとのこと。HIVウィルスはこのコレステロールを手に入れることで免疫系統が正常に働かないように仕組んでいくが、このコレステロール膜を取り除けばヘルパーT細胞を攻撃できなくなり免疫機能を保つことが可能となるとのこと。 免疫機能が正常に働けば通常の感染症と同じような免疫反応が得られ、HIVウィルスを撃退することが可能になるとのこと。現時点では研究段階
生殖南京虫(トコジラミ)。戦後ってイメージで現代の日本ではそんないないっしょと思いきや、トコジラミ:日本潜入 刺されると強いかゆみ 宿泊施設で発生相次ぐ - 毎日jp(毎日新聞)によると、最近日本でも出てきているらしくて、決して遠き日の花火ではない。対岸の火事ではない。 ところで南京虫自身にも衛生面てのは大事で、オスの体表を覆っている細菌が交尾の時にメスに伝染って死ぬ。そりゃきれい好きの人間様だってSTDの問題があるけど、南京虫はいわゆるまあなんというか普通の交尾と違ってて、メスの土手っ腹に穴を開けて精子を送り込むのだ。そんで精子が血流を介して卵巣に泳いでいって授精(血管から卵へダイレクトに行けるもんなのかはよく知らない。drill into the reproductive tractとあるけどドリル?)。なんか楽しくなさそうな上にいかにも病気が感染しそう。bacteria-covere
9月11日、米国の研究チームがこのほど、遺伝子操作により、猫のエイズを引き起こす猫免疫不全ウイルスに耐性のある細胞を持った「緑色に光る」猫を生み出した。写真は米ミネソタ州のメイヨー・クリニック提供。撮影日不明(2011年 ロイター/Mayo Clinic) [シカゴ 11日 ロイター] 米国の研究チームがこのほど、遺伝子操作により、猫のエイズを引き起こす猫免疫不全ウイルス(FIV)に耐性のある細胞を持った「緑色に光る」猫を生み出した。猫エイズの感染防止のほか、人間の後天性免疫不全症候群(エイズ)研究にも役立てたいとしている。 科学誌「ネイチャー・メソッズ」に11日掲載された今回の研究では、FIVを抑える働きを持つサルの遺伝子を猫の卵母細胞に注入し、その後受精させた。加えて、遺伝子操作を行った部分を容易に判別できるよう、クラゲの遺伝子も組み入れた。これにより遺伝子操作された細胞は緑色を発色す
コカインに免疫をつける、つまり、吸入などによりコカインが体内に侵入したときに「敵だ」と認識してブロックし脳への到達を防ぐことにより、コカインでハイになれない体にするワクチンの開発が進んでいて、マウスでの実験に成功したそうです。 人間のコカイン依存症治療への適用が期待されるほか、将来的にはこのコカインワクチンと同じ原理で働く「モルヒネワクチン」や「ニコチンワクチン」など、さまざまな依存物質のワクチンを作ることも可能とのこと。 詳細は以下から。News | Weill Cornell Medical College | Cornell University コーネル大学医学校の遺伝医学の教授Ronald G. Crystal博士らにより開発されたこの「コカインワクチン」は、一般的な風邪の病原体の一つであるアデノウイルスに、コカインによく似た構造の化学物質をくっつけたもの。コカインはほかの小分子
はしかへの抵抗力のない乳児(6カ月未満)の割合がこの10年で4倍の約4割に増えたことが、国立感染症研究所の調査でわかった。免疫のない母親が増えたためとみられる。はしかによる死亡は0〜1歳児が多いが、0歳児は生ワクチンの接種ができない。専門家は、1歳以上ヘの予防接種を徹底して流行を防ぐよう呼びかけている。 乳児は生まれてから半年前後、母親から受け継いだ免疫で、はしかなどの病気から守られている。免疫力の元になる母親の抗体は、胎盤を通して移る。1歳までに母親の抗体はほぼなくなり、自分の免疫で身を守るようになる。だが、母親が免疫を持たない病気には乳児も最初から免疫がない。 感染研が0歳児のはしかに対する免疫保有状況を調べたところ、6カ月未満児で抗体がなかったのは08年度が約4割に上り、97年度の約1割の4倍に増えていた。08年度の6、7カ月児で抗体のない割合は74%、8、9カ月児では85%と月
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