2007年08月17日14:00 カテゴリMoney 素朴な疑問 - 緩円安と急円高 なんだかもろもろの相場が肝試し大会みたいになっていますが、そこで素朴な疑問。 Q: なぜ、円安はゆるやかに、そして円高は急速に進むのか? 上はEUR/JPYの一年のグラフですが、陽線=ユーロ高は短いのがたくさんあって、陰線=ユーロ安は長いのが少しというのがすぐに見てとれます。 単純に「大きく緩やかな円安傾向があって、それにそって相場が動く」というのであれば、右肩上がりの直線に蛇が巻き付いたような形になると思うのですが、しかし実際の相場は緩円安と急円高です。円は売られるときはちびちび売られ、買われるときにはどかんと買われる。そこまではわかるのですが。 なぜ、そうなのでしょう。仮説がある方はTB/commentを。 それにしても、笑ってしまうのは以下のグラフ。 これはUSD/JPYと日経平均を並べたものですが
久々にブログサーフィンしていたら、404Blogさんのところでなぜ、円安はゆるやかに、そして円高は急速に進むのか? という、極めて素朴な疑問を見つけたので、お答えします。 なお、404Blogさんの直感から来るだいたいの結論↓ 日本経済がなんとなく他力本願化しているような気がするのは私の妄想でしょうか? は、決して妄想ではなく、ものの見事に的を得ていると思います。 一応、私の一昨日と昨日のブログ記事でも、この素朴な疑問へのお答えになっているかとも思いますが、もうちょっと簡潔なお答えの仕方を試みようと思います。 【お答え】 1、円は既に世界の資本市場においては、マイノリティーな地域通貨になっています。 2、マイノリティーな地域通貨の特徴としては、以下の三点があげられます。 �@発行量や流通量が少ないこと。 �Aその結果、債券市場においても、為替市場においても、株式市場にお
以前に円安と金融政策についてちょっと書いてみたけれど、最近西村日銀審議委員がブルッキングス研究所で行なった講演でも円安について触れられていたので、改めて考えてみた。 まず第一に円安というか最近の為替相場の見方についての西村氏の考えは正しいと思う。為替相場の決定要因でいう、アセットアプローチが有効な状況である。1500兆円の半分以上が預貯金でわずか数パーセントが外貨建て資産であった状況から、家計が大幅なアセットアロケーションの変更を始めているのである。年間30兆円ぐらいのお金が外貨建て投信に流れた去年の勢いがそのまま続くかどうかはわからないが、今は少なくとも貿易黒字を補うだけの資産購入が行なわれている。多分個人の方は意識せずにやっていると思うが、ボラティリティーの減少でリスク許容度が高まっている中での高収益資産へのシフトは理にかなったものである。 第二にこの円安がどこまで行くかということだが
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