FinePix F31fd + FinePix F11 Maniac Makoto Ichikawa 8th Edition 1 目次 はじめに ・・・ 4 1. FinePix F31fd との出会いと特徴 ・・・ 5 (1) デジタルカメラ遍歴と FinePix F31fd 5 (2) 特徴とデザイン 6 (3) CCD と画像処理エンジン 9 (4) 高感度撮影での画像比較 11 (5) i フラッシュ 14 (6) 連続撮影枚数 15 2. FinePix F31fd の理解 ・・・ 16 (1) 光学系 16 (2) 撮影画素数の設定 18 (3) シャッター速度 19 (4) 感度設定 19 (5) 撮影モード 19 (6) FinePix カラー 21 (7) 測光方式・露出補正 21 (8) ホワイトバランス 22 (9) クイックショット 22 (10) 連写 22 (1
富士フイルムのコンパクトデジタルカメラ「FinePix F200EXR」が発売された。撮像素子は、新開発の1/1.6型スーパーCCDハニカムEXRで、“高解像度”、“高感度”、“広ダイナミックレンジ”に対応する3つのモードを撮影シーンに応じてダイナミックに切り替えることができるのが特徴だ。明るいところでは細かい部分まで緻密に再現できる“高解像度”を活かし、暗い場所では“高感度”を活かしてできるだけ明るくキレイ(低ノイズ)に写す。そして、明暗差の大きいシーンでは、“広ダイナミックレンジ”により、白飛びや黒つぶれを抑えた写真が撮れる、というわけだ。 その秘密は、カラーフィルターの配列にある。スーパーCCDハニカムEXRは、隣り合った斜めの画素に同色系のフィルターが並んでいて、近い距離で画素を混合できる。つまり、画素混合により“高感度”を実現しているわけだが、従来のフィルター配列では、同じ色の画
コンパクトデジカメの高画素化はどこまで進むのだろうか? センサーサイズを変えずに画素数を増やせば画素ピッチが狭くなり、光を受け止めるフォトダイオードの面積も狭くなる。マイクロレンズを大口径化したり、インナーマイクロレンズを追加したりと、受光効率をアップすることで、画素の極小化に伴う感度低下を補おうと頑張っているようだが、残念ながら現実はそんなに甘くはなく、強力なノイズリダクションでノイズを塗りつぶし、なんのための高画素化かわからなくなっている。 しかも、コンパクトデジカメは小型軽量でスリムであることが大前提なので、レンズユニットも薄く小さく設計する必要があり、果たして極小画素ピッチに見合うだけの光学性能を持っているかは微妙なところ。おまけに光の波長という物理的限界もあり、小絞りボケを避けるため、絞りの段数もかなり限られてしまう。 それでも、高画素化が止まらないのは、“高画素でなければまとも
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