シンガポールで「キャンセルカルチャー」対策の法律制定の動きが出ている/Roslan Rahman/AFP/Getty Images (CNN) 正しいか間違っているかを問わず、社会的に不適切とみなした言動を理由に特定の著名人や企業、団体をネット上でやり玉に挙げる「キャンセルカルチャー」は、世論を分断する論議の種となっている。 キャンセルカルチャーは有力者の責任を追及する社会正義の手段とみなす意見がある一方で、乱用・悪用されて暴民政治の一形態と化しているとの意見もある。 シンガポール政府が、このキャンセルカルチャー対策の法律を検討していることを明らかにした。専門家によると、キャンセルカルチャーを規制する法律が制定されれば世界初となる。人権活動家は、言論の自由を抑圧する目的で利用されかねないとの懸念を強めている。 シンガポールでは同性愛行為が合法化されたことを受け、同性愛の権利支持者と宗教色の