HDMI Licensing,LLCのSteve Venuti(スティーブ・ベヌーティ)社長はまず、「HDMI 2.0は、市場の変化を先取りした進化だ。われわれはインフラの開発に携わっており、メーカーの希望する機能を検討しながら“数年先”をいく必要がある」と指摘。HDMI 2.0がもたらす変化について、いくつかのポイントを挙げて説明した。 帯域幅は最大18Gbps、4Kの50/60Hzをサポート HDMIは、最初のバージョンであるHDMI 1.0で1080pのフルHD伝送を可能としたが、当時の伝送速度は4.95Gbpsだった。2006年に登場したHDMI 1.3では帯域幅を広げ、2倍以上となる10.2Gbpsを実現する。これは「色深度の拡張など、次のHDMI 1.4を見越したもの」(Venuti氏)だったという。そして2009年のHDMI 1.4では、広がった帯域幅を活用して3Dと4K/3