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ブックマーク / sorae.info (5)

  • 天の川銀河と合体した銀河の痕跡を新たに発見 「シャクティ」と「シヴァ」と命名

    初期の天の川銀河は、複数の小さな銀河が合体して誕生したと言われています。近年、恒星の位置や運動方向に関する大規模なデータが揃ったことにより、合体した銀河の痕跡を具体的に知ることができるようになりました。 マックス・プランク天文学研究所のKhyati Malhan氏とHans-Walter Rix氏の研究チームは、大量の恒星が記録されている「ガイア」と「スローン・デジタル・スカイサーベイ」のデータを組み合わせて分析し、合体した銀河の痕跡を探りました。その結果、今から約120~130億年前という極めて初期の時代に天の川銀河と合体したと推定される、2つの銀河の痕跡を発見することに成功しました。両氏はこれらの銀河をヒンドゥー教の神話に因み「シャクティ(Shakti)」と「シヴァ(Shiva)」と名付けています。 【▲ 図1: 天の川銀河におけるシャクティ (ピンク色) とシヴァ (緑色) に属する

    天の川銀河と合体した銀河の痕跡を新たに発見 「シャクティ」と「シヴァ」と命名
  • 日本の重力波望遠鏡「KAGRA」被災状況の詳細が判明 能登半島地震の影響

    2015年に「重力波」の観測に成功して以降、現在の天文学は重力波を宇宙の観測手段とする段階に入っています。岐阜県飛騨市に設置された大型低温重力波望遠鏡「KAGRA」は、重力波の詳細な観測を行うため、他国の重力波望遠鏡と連携していました。 しかし、2024年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」でKAGRAの装置の一部が損傷を受けたことが判明し、詳細な被災状況が2月5日に報告されました。現時点では具体的な時期は未定なものの、KAGRAは2025年1月の共同観測期間終了前までに観測運転を再開することを目標としています。 【▲図1: 神岡鉱山坑道内に設置されたKAGRAの一部(Credit: 東京大学宇宙線研究所 & 国立天文台)】■「重力波」は格的な天文観測の手段となりつつある1915年にアルベルト・アインシュタインが提唱した一般相対性理論では、重力に関する様々な現象が予言されていました

    日本の重力波望遠鏡「KAGRA」被災状況の詳細が判明 能登半島地震の影響
  • 2023年に注目された宇宙ニュース ~ウェッブ宇宙望遠鏡が見た天体編~

    soraeでは今年も宇宙開発や天文に関する注目のニュースをお伝えしてきました。そこで、2023年にお伝えしたニュースのなかから注目された話題をピックアップしてみたいと思います。今回は2023年7月で科学観測開始1周年を迎えた「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(James Webb Space Telescope:JWST)」で観測された天体の数々から一部をピックアップしてみたいと思います! ※記事は2023年12月21日時点での情報をもとにしています ▼死にゆく恒星が残した惑星状星雲と超新星残骸【▲ ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の近赤外線カメラ(NIRCam)で観測された惑星状星雲「環状星雲(M57)」(Credit: ESA/Webb, NASA, CSA, M. Barlow, N. Cox, R. Wesson)】こちらは「こと座(琴座)」の方向約2500光年先の惑星状星雲「環状星

    2023年に注目された宇宙ニュース ~ウェッブ宇宙望遠鏡が見た天体編~
  • スターリンク(Starlink)とは? 天体観測に対して悪影響はあるの?

    スターリンク(Starlink)とは、アメリカの民間宇宙企業「スペースX(SpaceX:Space Exploration Technologies Corp.)」が提供する衛星インターネットサービスです。 世界中の遠隔地に低遅延かつ高速のブロードバンドインターネットを提供しています。2022年末現在、45カ国の地域・国でサービスを展開しています。 日では、2022年10月にサービスを開始しており、個人でも初期費用(導入に必要なハードウェアなど)と月額を支払うことでスターリンクを利用することが可能です。また、KDDIは一部地域でau通信網のバックホール回線としてスターリンクを使用する基地局の運用を2022年12月1日に発表するなど、衛星インターネットサービスがより身近になりました。

    スターリンク(Starlink)とは? 天体観測に対して悪影響はあるの?
  • VRで楽しめるプラネタリウム番組「きみが住む星」 7月31日までYouTubeで公開

    一般社団法人 星つむぎの村は、閉塞感漂う社会にいるすべての人たちに向けて、プラネタリウム番組「きみが住む星」を2020年7月31日(金)までの期間限定でオンライン上映しています。 「きみが住む星」は、世界中を旅する中で出会った景色や体験を、恋人への手紙に綴る旅人。美しい月明かりに誘われて潜った海のこと、降り続く雨から思いを巡らせたこと、世界一宇宙に近い天文台で気づいたこと…。旅人の手紙を通して、地球やいのちの存在の奇跡を伝えます。 池澤夏樹原作の「きみが住む星」の「最初の手紙」「風景を洗う」の引用をまじえ、科学と文学の間を軽やかに渡りあるくような池澤夏樹の世界観を描きます。 番組は360度動画で作成されており、VRゴーグル等を用いることで臨場感あふれる映像を楽しむことが可能です。 ■番組情報・配信日程:7月18日(土)0時~31日(金)23時 ・配信場所:Youtubeで配信[URL:ht

    VRで楽しめるプラネタリウム番組「きみが住む星」 7月31日までYouTubeで公開
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