キリンビールは、約1000点に及ぶ商品の原材料・包材・製造工程・産地などの情報を精密に一元管理するとともに、卸・小売業者に提示する商品規格書の迅速な作成を可能にする商品情報システムを構築した。 統合データベースで管理 この商品情報システムは、キリングループのIT企業であるキリンビジネスシステムとNECが共同で構築に協力した。今後、キリンビールは必要に応じて部門間での商品の成分や、原料の最新情報を共有するとともに、営業担当者や流通各社に対して迅速な情報提供が可能となる。キリングループ内で本システムをサービス型で利用拡大していくという。 このシステムは、各種情報を一元管理するNECの「Obbligato II 食品業向けPLMソリューション」を採用している。また、キリンビジネスシステムが新システムをデータセンターで運用管理し、ネットワークを介してキリングループにシステムをサービスとして提供する