慶應義塾大学がようやく重い腰を上げた。同大広告学研究会(広研)の男子学生らが泥酔させた大学1年のA子さん(当時18)を集団強姦した事件。狂乱の夜から約2カ月が経った11月3日、大学側は関与した男子学生を処分したのだ。処分されたのは商学部2年のS、理工学部1年のXとY(以上、無期停学処分)、環境情報学部2年のZ(譴責処分)の4人。 大学関係者が説明する。 「このうち主犯格が広研日吉代表のSで、強姦行為をしたのがXとYです。広研SFC代表だったZは、監督責任を問われての処分でした」 発覚の経緯は、10月4日に清家篤塾長名で告示された広研の解散命令。理由は「9月2日の未成年飲酒」と矮小化されていたが、実は当日、集団強姦が起きていた事実をいち早く詳らかにしたのが、小誌の報道(10月20日号、同27日号)である。 「抵抗しましたが、力ずくで……1人に手を押さえつけられ、2人に暴行されました」 A子さ