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ブックマーク / science.srad.jp (88)

  • 海のプラスチックゴミのうち4分の3以上は漁業関連などが原因。日本からが最多 | スラド サイエンス

    自然保護団体「The Ocean Cleanup」が2019年に太平洋ゴミベルトで採取した573kgのプラスチックごみの分析結果を公開した。 通説では「海洋プラスチックごみの約8割は陸域から発生」とされていたが、実際は約8割は沖合での漁業活動によるものだった。文字やロゴが確認できたゴミの内訳では日からのものが34%で最多で、中国が32%で続いた。 Scientific Reportsに掲載された研究によれば、太平洋ゴミベルト(GPGP)のプラスチック破片の75%から86%が漁業活動に由来しているという。以前の調査では、GPGPのプラスチック塊のほぼ半分が漁網とロープで構成されていたが、残りの大部分を占める硬質プラスチック物体と小さなフラグメントの正体は分かっていなかった(Scientific Reports、Ocean Cleanup)。 非営利組織オーシャン・クリーンアップ(Ocean

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    Unimmo 2022/09/07
    事実なら除去技術開発と費用の相応分を日本が負担すべき。
  • ドバイでドローンを使用した人工降雨。化学物質による影響はなし | スラド サイエンス

    アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで行われているドローンを使用した人工降雨が話題となっている。同国内では現在、気温は50℃に達することも多く、年間降水量も平均わずか78ミリメートルと少ない。このためUAEは天候を制御できるようにする人工降雨プロジェクトに1500万ドルの投資をしたという(TRF、FOX 13[動画]、ガラパイア、GIZMODO、Smart FLASH)。 このプロジェクトでは、ドローンを使って雲の中に電気的な刺激を与えることにより、雲の中の水滴が結合、降水するという仕組みであるという。降雨を誘発するプロセスとしては従来のヨウ化銀を使った人工降雨と大きな違いは無いが、ヨウ化銀の代わりにドローンから電気を流し込んで雲を温めるという郁美であるため、化学物質による汚染がない点も優れているという。試験では人工降雨に成功しており、同国の国立気象センターが公開している動画では、大雨が降っ

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    Unimmo 2021/08/01
  • 「虚数とかいつ使うんだよ」に対し、セガがゲームに使うと社内の数学資料公開 | スラド サイエンス

    セガが15日に社内勉強会用の数学資料を公開したそうなのだが、その内容が話題となっている模様。セガの技術ブログで公開されたもので、タイトルは「基礎線形代数講座」(Twitterセガ公式アカウント、SEGA TECH BLOG、ねとらぼ)。 この資料は、2020年に有志で行われていた数学の勉強会で使用されていたものだそうで、高校数学から大学初年度で学ぶ線形代数までを学び直す目的で作られたものだとのこと。セガの公式Twitter

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    Unimmo 2021/06/19
  • 水害リスクの高い地域に建築制限を行う「流域治水関連法案」が閣議決定 | スラド サイエンス

    政府は2日に「特定都市河川浸水被害対策法等の一部を改正する法律案(流域治水関連法案)」を閣議決定した(国土交通省[PDF]、特定都市河川浸水被害対策法等の一部を改正する法律案[PDF]、NHK、ロイター)。 2019年の令和元年東日台風(台風19号)、2020年の令和2年7月豪雨(熊豪雨)など水害を含む災害が増加していることから、浸水リスクの特に高い地域は「浸水被害防止区域」に指定され、新規で住宅や高齢者施設などを建築する場合、都道府県が建築制限を行えるようにする。建築を許可制とする場所に関しては、川幅が狭いもしくは流と支流の合流部など氾濫が起きやすい河川周辺になるという。 対象区域で住宅などを建てる際には、想定される浸水の深さより高い場所に居間や寝室を設ける、水が住宅に流れ込むのを防ぐため擁壁を用意することなどが義務づけられるとしている。

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    Unimmo 2021/02/04
  • Pornhub、性教育ビデオシリーズを開始 | スラド サイエンス

    ポルノ動画サイトPornhubは10月29日、同サイト初の性教育ビデオシリーズ「Pornhub Sex Ed」を開始した(プレスリリース、 Mashableの記事、 Pornhub Sex Edチャンネル)。 シリーズは性に関するさまざまな情報やアドバイスを提供するPornhub Sexual Wellness Centerを通じて立ち上げられたという。現在、多くの人は大衆文化を通じてリアルな性的映像に初めて触れることになるが、このような映像はエンターテインメント的な価値を優先して性の現実を歪めているためシリーズを開始したとのこと。 Pornhub Sex Edは性に関する正しい知識の提供を目指し、実際の人体を使用した正確な映像で性に関する誤った常識を打ち消し、性体験に関するよくある疑問に答えていく。すべてのビデオは資格を持った性セラピストや大学教授がナレーションを担当し、最初の11のビ

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    Unimmo 2020/11/02
  • イノシシを乾燥させて粉末にする機械 | スラド サイエンス

    佐賀県武雄市で駆除したイノシシを乾燥・粉末化して堆肥に加工する取り組みが行われているそうだ(日農業新聞) 灯油を1時間に10リットル使用し、70~80度に熱しながら回転させて粉砕し、5時間程度かけて粉末状にする。一度に400キロ前後を処理できる。同市では年間2000〜3000頭を駆除しているが、ジビエ化できるのは1割程度という。8割は埋却だが、2メートルほど掘らねばならず、大変な苦労だという。イノシシなどの有害鳥獣の減容化処理には焼却や微生物処理等あるが(農林水産省)、堆肥化は珍しいようだ。

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    Unimmo 2020/08/12
    ふーん
  • 世界の出生率が大幅に低下、21世紀末までに人口半減。原因は女性の権利向上 | スラド サイエンス

    世界の出生率が大幅に低下するという研究が発表された。この研究は米ワシントン大学保健指標評価研究所(IHME)が発表したもので、それによれば世界の人口は2064年にピーク(約97億人)を迎え、21世紀末には人口は約88億人にまで減少するとしている。日を含む23カ国では、2100年までに人口が半減するのだという(BBC、CNN)。 原因としては女性が教育を受けられるようになり、仕事をすることが増え、避妊が簡単になり、子どもを生む数を選べるようになったことがあるという。元記事では出生率の低下は、(女性の権利上昇の)成功談の結果だとしている。その一方でHME研究員のクリストファー・マリー教授は、どれほど大きな問題なのかを認識するのは非常に難しいと思うと語っている。

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    Unimmo 2020/07/21
  • 日本における新型コロナ感染拡大、海外からの帰国者が大きな感染源であることが判明 | スラド サイエンス

    Anonymous Coward曰く、 日における新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染は、多くの感染者を出した大型客船「ダイヤモンドプリンセス号」や中国からの訪日外国人ではなく、海外在留邦人や海外旅行者といった海外からの帰国者経由で広まったとの分析結果を国立感染症研究所病原体ゲノム解析研究センターが発表した(朝日新聞)。 SARS-CoV-2などのウイルスの遺伝子は感染の過程で変異を繰り返すことが知られているが、感染症研究所はこれを利用し、SARS-CoV-2感染者から採取したサンプルの全遺伝子(ゲノム)情報を分析して感染者のつながりを視覚化した。その結果、1月から増加していた中国やダイヤモンドプリンセス号由来の感染は2月中までに押さえ込むことに成功していたものの、その後ヨーロッパや北米からの帰国者からの感染拡大が急増したことが確認できたという。

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    Unimmo 2020/05/01
  • ネアンデルタール人とデニソワ人の混血児の骨が見つかる | スラド サイエンス

    シベリアの洞窟で見つかった女児の骨の遺伝子を分析したところ、ネアンデルタール人女性の染色体とデニソワ人男性の染色体の痕跡(だけ)が見つかったそうだ。つまり彼女の母親がネアンデルタール人で父親がデニソワ人、人は39万年以上前に分化した異なる化石人類の間に生まれたハーフの第1世代、ということになる(New York Times、Guardian、Nature)。 論文で遺伝の部分を担当したマックス・プランク進化人類学研究所のスバンテ・ペーボは、「もし前もって尋ねられたら、このような発見が出来る可能性はほとんどない、干し草の山から針を探しだすようなものだ、と答えただろう。でも、ひょっこりと見つけてしまって驚いたよ。」と語っている。 ネアンデルタール人などの化石人類が、他の化石人類やホモ・サピエンスと交雑し、現代までその血脈を伝えていることは、現代人のゲノムを分析することによって確かめられていた

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    Unimmo 2018/08/25
  • 子供時代の環境が男性のテストステロンレベルに影響を与えるとの研究結果 | スラド サイエンス

    子供時代の環境が男性のテストステロン(男性ホルモン)レベルや第二次性徴の時期、体格に影響を与えるという、英ダラム大学やバングラデシュ・チッタゴン大学などの研究グループによる研究成果が発表された(ダラム大学の発表、Medindia、News Medical、nature ecology & evolution誌掲載論文)。 生殖に対する男性のエネルギー投資はテストステロンレベルや第二次性徴の時期、体格で評価可能であり、周囲の人口レベルと相関関係がみられる。しかし、それが環境の影響で変動するのか、民族によるものなのかについてははっきりしていないという。 研究では英国またはバングラデシュに住むバングラデシュ人男性および英国生まれの欧州系男性計359名を調査。調査対象者からは身長・体重・第二次性徴を迎えた年齢・健康に関する情報を収集したほか、唾液のサンプルからテストステロンレベルを測定した。移民時

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    Unimmo 2018/06/30
  • 記録の関連付けは扁桃体のエングラム細胞が担っている | スラド サイエンス

    富山大学の研究グループが、シナプス特異性によって記憶のアイデンティティ(個々の記憶がそれぞれ異なるものとして認識されること)が保たれていることをマウス実験で明らかにしたと発表した(科学技術振興機構の発表、朝日新聞、Science誌掲載論文)。 独立した記憶同士が関連付けられて新しい記憶が形成されることはすでに知られているが、こういった相互作用が起きても個々の記憶のアイデンティティが保たれている原理については今まで不明だった。 研究グループはマウスを用いた実験で、アニソマイシン投与によるタンパク質合成の阻害によって部分的な健忘が、タットベクリンとアニソマイシンの投与によって完全な健忘が引き起こされることを確認。完全な健忘状態では扁桃体のエングラムが消失しているしていることも確認したという。 また、7kHzのブザーの音を流した上で電気ショックを与え、音と電気ショックの関連付け記憶を形成させた後

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    Unimmo 2018/06/24
  • 米軍、GPSを使わずに軍事行動を行えるような訓練を進める | スラド サイエンス

    近代の兵器の多くはGPSなどの測位技術を利用している。しかし、今後衛星を狙った攻撃やサイバー攻撃などでこういった測位技術が使えなくなる可能性も考えられる。そのため米軍はGPSを使わずに軍事行動を行うための準備を進めているという(AFP)。 具体的には、兵士に紙の地図の読み方を訓練したり、また海軍では六分儀を使って星から位置を測定して航海する訓練を行っているという。そのほか、GPSに依存しない測位システムも研究されているそうだ。

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    Unimmo 2018/01/20
  • 国際宇宙ステーションで謎の細菌が見つかる、地球外のものである可能性も | スラド サイエンス

    国際宇宙ステーション(ISS)の外壁で細菌が発見され、これが地球外のものである可能性があることが話題になっている(INDEPENDENT、トカナ、Slashdot)。 トカナの記事では「“未知の生命”が国際宇宙ステーションで採取」「人類とエイリアンが邂逅」などとされているが、実際のところは現時点ではこの細菌が地球外由来のものであるという証拠はないようだ。 この細菌の発見を明らかにしたのはロシアの宇宙飛行士で、ISSモジュールの打ち上げ時にはなかったものだとしている。ただ、超低温や高温に耐えられる細菌は地球上にも存在し、以前にもそういった地球由来の細菌が宇宙ミッションで見つかったことはあるそうだ。現在分析中とのことだが、とりあえずこの細菌には危険性はないように見えるという。

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    Unimmo 2017/12/06
  • 「地球平面説」、信奉者の勢力拡大中 | スラド サイエンス

    今年2月、米プロバスケットボールリーグNBAに所属するカイリー・アービング選手が「地球は平ら」と発言したことが話題になった(NBA Japan)。また、ラッパーのB.o.Bは地球が平らであることを確認するために人工衛星を打ち上げる、として先月からGoFundMeで100万ドルの寄付を募っている(The Verge)。その後アービング選手は地球が平らなことを信じていないと釈明しているが(The Ringer)、これ以外にも地球が丸いことを信じていない人は今でも少なくないという。 こういった炎上・売名・詐欺狙いの発言は一定数あると思われるが、特にイスラム圏で地球平面説を公然と提唱するケースが相次いでいる。 チュニジアでは、博士課程の学生が5年をかけて書き上げた地球平面説の博士論文を提出し、2つの査読のうち1つをパスしていたが、幸運にもこの件がチュニジア天文学会の前会長に漏れたため、すんでのとこ

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    Unimmo 2017/10/28
  • 地球温暖化によって土壌から排出される二酸化炭素の量も増加する | スラド サイエンス

    1991年から26年間かけて行われた観測調査で、温暖化によって土壌から放出される二酸化炭素量も増加することが分かったという(telegram.com、theguardian、Science、Slashdot)。 研究者らは米国の混合広葉樹林であるマサチューセッツのハーバード・フォレストの土壌を18のブロックに分けて観測実験を行った。彼らは地中にケーブルを通し、一部ブロックの土壌を5℃高くなるように設定した。すると、そのブロックにおいて最初の10年間は炭素放出が大幅に増えた。その後、7年間は炭素の放出は停止。その後、再び排出は再開され、最近になって再び停止したという。 原因は地中にいる微生物の影響によるものだ。加熱により微生物社会の構造が大きく代わり、土壌中の生物の種類が変化したため炭素の排出パターンが変化したという。従来の気候モデルには、このような土壌中の微生物によるフィードバックメカニズ

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    Unimmo 2017/10/14
  • 肯定的な音楽は脳の拡散的思考を手助けする | スラド サイエンス

    オランダのラドバウド大学らの研究チームは、音や音楽が人間の創作性にどのような影響を与えるのか研究している。彼らはいろいろな方向に思考をめぐらせて新しいアイデアを生み出す「拡散的思考」と、一つの問題に対し最良の解決策を見つけるための「収束的思考」の二つのタイプを測定するためのテストを作成。155人のボランティアを五つのグループに分けて実験を行った(NewScientist、Slashdot)。 その結果、肯定的だと思う音楽「実験ではヴィヴァルディ四季の春」を聴くと人々はより創造的になり、拡散的思考を手助けすることが分かったという。反対に悲しい、不安、落ち着いた音楽に関してもテストを行ったが変化は見られなかったという。なお音楽の種類を変えても収束的思考に関しては影響が出なかったようだ。今回の研究は教育機関や研究所などで創造的思考を高めるのに役立つのではと考えているとしている。

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    Unimmo 2017/09/14
  • 高エネルギー加速器研究機構(KEK)、9月3日に一般公開 | スラド サイエンス

    この9月3日に高エネルギー加速器研究機構(KEK)の「つくばキャンパス」が一般公開される(KEK一般公開 2017)。 施設公開では観測機器の見学に加えて加速器の中を歩けたりするほか、研究施設での体験型展示や体験コーナー、一般向けの講演会やサイエンスカフェも実施される。公開時間は9時から16時30分までで、TXつくば駅との間に無料の送迎バスが運行されている(自家用車での来場も可能)。

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    Unimmo 2017/09/02
  • 子供の数を減らすことが二酸化炭素排出量削減に最も効果的という試算 | スラド サイエンス

    地球温暖化の原因となる二酸化炭素排出量の削減には「少子化」が大きな効果があるという調査結果が発表されたという(Forbes)。 この調査結果は、スウェーデン・ルンド大学の研究者らがまとめたもの(Environmental Research Letters掲載論文)。 この論文では、個人の生活の変化によって二酸化炭素の排出量がどれだけ変化するかが試算されている。その結果、大きく二酸化炭素排出量を削減できるものとして「子供を1人減らす」(年間58.6トン)、「自動車を使わない」(年間2.4トン)、「飛行機による移動を避ける」(大陸間1往復あたり1.6トン)、「野菜ベースの生活」(年間0.8トン)があるという(括弧内は削減できる二酸化炭素排出量)。 いっぽう、従来の取り組みであるリサイクルやLED照明の利用などはこれらと比べて大幅に効果が低いという。

    子供の数を減らすことが二酸化炭素排出量削減に最も効果的という試算 | スラド サイエンス
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    Unimmo 2017/08/01
  • 体を切断しても再生することが知られるプラナリア、宇宙空間で頭が2つになる | スラド サイエンス

    再生能力が高く、体を切断するとそこから各器官が再生して各部分が独立した固体になることで知られるプラナリアだが、体を3分割した後に国際宇宙ステーション(ISS)に持ち込んで宇宙空間で再生させたところ、体の両端に頭が2つ再生された固体が確認できたという(ハザードラボ)。 実験では頭部、胴体、尻尾の3つに切断したプラナリアを用意し、ISSに5週間滞在させてから地上に戻したという。その結果、胴体部分のサンプルで体の両端に頭が2つ再生された個体が確認されたという。 また、この個体は地球に戻ってからも1年以上双頭状態が続いており、さらに両端の頭を地上で切断しても両端から頭が再生されたという。

    体を切断しても再生することが知られるプラナリア、宇宙空間で頭が2つになる | スラド サイエンス
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    Unimmo 2017/06/16
  • 「学歴の高い人ほど子供が少ない」という問題 | スラド サイエンス

    既に旧聞となってしまったが、アイスランドの研究チームがより多くの時間を教育に費やす傾向のある遺伝子群が減少傾向にあるという研究結果を発表した。この発表についてのNewsweekの記事によると、つまりは高等教育を受けるために時間をかけたことにより婚期が遅れるということであるようだが、ニュースリリースには However, it appears that higher POLYedu scores have a substantial effect on delayed reproduction that is independent of the actual education attained. The effect is stronger in women than men. 《POLYedu(研究チームが算出した教育レベルに関する遺伝子群のスコア)の高さは、実際の学歴とは関係なく生殖

    「学歴の高い人ほど子供が少ない」という問題 | スラド サイエンス
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    Unimmo 2017/04/10