山梨県甲州市にある山の山頂付近で、敵の侵入を防ぐために作られたと見られる尾根を削った跡が見つかり、専門家は戦国時代の武将・武田氏ゆかりの山城の可能性があると指摘しています。 発見した内藤和久さんによりますと、東西南北にわたって尾根を削った跡が見つかり、大きいもので幅がおよそ3メートル、深さが2メートル50センチほどあって、中世につくられた「堀切(ほりきり)」と呼ばれる敵の侵入を防ぐ防御の跡と見られるということです。 また、山の頂上は平らになっていて、城の中心となる「主郭(しゅかく)」があったことがうかがえ、周囲が遠方まで見渡せるようになっています。 戦国時代の城に詳しい山梨県埋蔵文化財センターの元所長で、甲州市教育委員会の小野正文さんは「戦国時代に一帯を治めていた武田氏ゆかりの山城の可能性がある。歴史書には記述がないので歴史に埋もれた城ということができるのではないか」と話しています。
山梨、静岡、長野の各県にわたり3000メートル級の山が連なる「南アルプス」が自然と人間の共生を目指すユネスコの「エコパーク」に登録されました。 「エコパーク」は、生態系を保全しながら持続可能な範囲で観光など利活用を目指す地域についてユネスコが登録するもので、日本時間の11日夜からスウェーデンで行われたユネスコの理事会で、「南アルプス」と福島県の「只見」が新たに登録されることになりました。 登録される「南アルプス」は、山梨県の南アルプス市、韮崎市、北杜市、早川町と長野、静岡両県の6つの市町村にまたがる30万ヘクタール余りの地域です。 固有の動植物が多く生息する豊かな自然があり、自然を生かした生活の実態があるなどとして、日本ユネスコ国内委員会がユネスコに登録を推薦していました。 登録を目指してきた関係市町村の事務局がある南アルプス市役所では、12日未明、中込博文市長が日本ユネスコ国内委員会の事
大雪の影響で、山梨県内を走る国道20号線は一時、数百台の車が立往生しましたが、すべて解消しました。 国土交通省甲府河川国道事務所によりますと、山梨県内の国道20号線では大雪の影響で、今月14日の深夜から大月市や甲州市などで立往生する車が出始め、一時、数百台の車が路上で動けなくなりました。 その後、除雪作業を進めた結果、17日の時点で立往生している車はおよそ100台まで減り、17日夜、中央自動車道の通行止めが解除されたことなどから車の立往生はこれまでにすべて解消したということです。 一方で、依然として路上には多くの雪が残っているとして、国道20号線は上野原市上野原から甲州市勝沼町勝沼までのおよそ46キロの区間で通行止めが続いています。現在、除雪作業が進められていますが、通行止め解除の見通しはたっていないということです。 長野県でも立往生解消 記録的な大雪の影響で多くの車が立往生していた長野県
大雪のため今月14日から通行止めが続いていた中央自動車道の八王子インターチェンジと諏訪インターチェンジの間の上下線は午後11時、3日ぶりに通行止めが解除されました。 山梨県では今回の大雪の影響でこれまで県外から通じる道路のほとんどが通行できないうえ、JR中央線も甲府・東京間の行き来ができない状態が続いていました。 中央自動車道の通行止めが解除されたことで、ようやく甲府市と東京との行き来ができるようになります。
富士山が、22日、ユネスコの世界遺産委員会で世界文化遺産に登録されることが決まりました。 世界遺産としての正式な名称は、「富士山・信仰の対象と芸術の源泉」。 「富士山の荘厳な姿は、無数の芸術作品を生み出すきっかけとなり、自然環境との共生を重視する伝統と結びついた」と世界遺産委員会で評価されました。 地元の静岡県と山梨県にとっては、20年にもわたる悲願がようやく実現したのです。 富士山がどのようにして世界遺産に決まったのか、カンボジアの首都プノンペンで取材に当たったアジア総局の寺澤敏行記者が解説します。 歓喜に沸いた決定の瞬間 プノンペンで、今月21日から3日間、ユネスコ=国連教育科学文化機関の世界遺産委員会による新たな世界遺産の登録審査が行われました。 富士山の審査は、2日目午後の1番目となり、現地入りした近藤文化庁長官、静岡県の川勝知事、山梨県の横内知事をはじめとする関係者たち
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