縁あって、カロリーメイトリキッドのプロモーション用にちょっとした Ruby プログラムを書かせてもらいました。 www.otsuka.co.jp ↑のリンクを開いて、cd .Quine したところにある CML_quine.rb がそれです。 cat CML_quine.rb とすると中身が見えます。ruby CML_quine.rb すると動きます。 CalorieMate-Liquid-Quine 実行してみましたか?サイト上で気楽に実行できるので、ぜひ試してみてください。 これがどういうプログラムなのか、簡単に解説しておきます *1 。 ローカルでの遊び方 サイト上で ruby CML_quine.rb をするだけでも楽しめますが、自分のパソコンに保存するとより楽しめます。 まず、cat CML_quine.rb した中身をまるごとコピーしてください。 n=2;で始まる行の頭から、'
みなさんはHomebrewをお使いでしょうか。macOSをお使いの多くの開発者が使っていると思います。 HomebrewのインストーラーはRubyで書かれており、次のコマンドでインストールするようになっていました。 /usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)" HomebrewがRubyに依存していることは良いのですが (formulaの書きやすさはRubyならでは)、インストーラーの話になると事情が変わってきます。HomebrewのインストールコマンドはmacOSの工場出荷状態でも動く必要があります。こういうものにRubyを使っているのはリスクがあります。 将来的にmacOSデフォルトにRubyやPythonが含まれなくなる (参考リンク
Rubyコミッター・Yuguiに学ぶ、コードに書くべき「適切なコメント」と「適切な場所」 Rubyコミッター・園田裕貴(Yugui)さんが、長年の経験で体得したソースコードに書くべき「コメントの技法」を教えてくれました。 プログラミングにおいて、どんな初心者でも書けるけれど、適切に書くのは上級者でないと難しいもの。それがコメント(=ソースコードに書かれている注釈やメモ)です。 不適切なコメントをつけても、プログラムの動作には影響しません。しかし、書き方の巧拙によって、コードの可読性や理解のしやすさには雲泥の差が出ます。良質なコメントが良質なコードをつくるのです。 今回はRubyコミッターでありgrpc-gatewayの開発者でもあるSupership株式会社の園田裕貴(Yugui)さんに、優れたエンジニアがどんな観点を持ち、どんなコメントを書いているのかを聞きました。 園田 裕貴(そのだ・
この記事は、技術系同人誌としてまとめるはずだった原稿をほぼそのまま転載しています。諸事情により向こうかなり長い間同人誌即売会に売り手として参加することが難しくなったためです。 長いですが、お楽しみいただければ幸いです。 まえがき この本は、Rubyコミッタである卜部昌平に、その妻である私、卜部一恵がRubyのtrueとfalseについて突っ込んで聞いてみた話です。本文は両者の対話形式で進んでいきます。 私は昌平と同じ大学同じ研究室に所属していたのでプログラミングについての基礎は一応ありますが、エンジニアとして職を得たことはありません。つまり、プログラミング初級者です。この本はそのくらいのレベル感の本だと思います。 私自身が初級者なりにRubyを使っていて、if文が思った通りに動かない、そんなときに抱いた疑問からこの本が生まれました。 同じような疑問を抱いている方の一助になれば幸いです。 は
日本のソフトウェア技術者、まつもとゆきひろ氏によって作られたプログラミング言語「Ruby」。その出自から日本で人気が高いのはもちろん、「Ruby on Rails」というキラーフレームワークが爆発的に広まったことで、全世界的な知名度をも獲得しました。 ところがここ数年Rubyの人気は低下傾向にあり、以前とは状況が少し変わってきているようです。 テックメディアTechRepublicのライターAlison DeNisco氏は8月7日、「The death of Ruby? Developers should learn these languages instead」という記事を公開。Rubyの人気が低下している現在、開発者は別のプログラミング言語を習得したほうが良いという趣旨の考察を展開しています。 Rubyの人気の低下の証拠とは 同記事はRubyの人気低下の証拠として、Indeedによる
最近不適切にFizzBuzzをやるのが楽しく、常にFizzBuzzのことばかり考えている気がします。これが"恋"というものなのでしょうか。 というわけなので、最近書いたFizzBuzzをいくつか紹介したいと思います。 basic.rb 基本パターン (1..100).each do |n| puts case 0 when n % 15 then :FizzBuzz when n % 3 then :Fizz when n % 5 then :Buzz else n end end いいですね。ポイントはcaseの使い方です。caseは、caseに渡したオブジェクトと、各when節の評価結果を===メソッドで比較します。例えばFizzBuzzに該当するかの判定部分は0 === n % 15といった処理が走ることになるわけですね。 tap.rb tap with breakの活用
自分を含めRubyに不慣れなひと数人でRubyで書かれたコードのレビューをしていたときに、「rubyって最終行の評価結果が返り値になるから、返り値不要のメソッドの場合、どう書くのが良いのか知りたさある」という発言が出たのが発端となり、ググって分かる程度のことをまとめた。 空のreturnを書く派閥 【return絶対書くよ派】 返り値不要なら、空のreturnを明示する ”最後に評価された値を返す”という言語仕様が気持ち悪いので、そもそも全てのメソッドでreturnを書く 【空のreturnだけ書くよ派】 返り値不要なら、空のreturnを明示する ”最後に評価された値を返す”という言語仕様なので、返り値がある場合はそれに従って値を返す return書かない派閥 【return書くとちょっと遅いよ派(旧世代のパフォーマンス重視派)】 ver1.8まではそうだったが、ver1.9からはそんな
はじめに こんにちは.私はWebスクレイピングが大好きなのですが、Rubyでもっと簡単にスクレイピングができればと思い、ライブラリを書いてみました. ようやくREADMEとUSAGEが書けたので公開しようと思います. ソースはGithubで公開しています. 特にドキュメントの英語が大変怪しいので、つっこみいただけると喜びます. tac0x2a/yasuri gemでも公開しているので、以下のコマンドで簡単にお試しできます. 簡単なサンプルと解説を書いてみました. Yasuriでお手軽スクレイピング よろしければ使ってみてください>< Yasuri とは Yasuri (鑢) は簡単にWebスクレイピングを行うための、"Mechanize" をサポートするライブラリです. Yasuriは、スクレイピングにおける、よくある処理を簡単に記述することができます. 例えば、 ページ内の複数のリンクを
そうです、Matrix(行列)クラスに色々入る予定のようです. .... いやもっと伝えるべきモノが他にあるとの怒号が今にも聞こえて来そうですが... 「すみません今日の所は行列の紹介をさせて下さい.」 多くの方は興味もないであろうけど、 Rubyには行列やベクトルを扱う Matrix クラスというものがありまして、 Ruby2.2では色々新機能やバグfixが入るようです. 「行列ベクトル演算するならRubyよね」 と言われるくらいのモノにはなるのではないでしょうか? 本日はRuby2.2以前にあるものも含めMatrixのマジですごい所を紹介します. 使わないともったいない!すごいMatrix, 楽しく学ぼう! 1. LU分解 LU分解が出来るという事は... n元連立方程式をいとも簡単に解く事が出来ちゃうの # 2x + y = 2 # x + 2y = 3 Matrix[ [2, 1]
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