春季キャンプでウォーミングアップする楽天の田中将大。今季はいまだ1軍のマウンドに上がっていない=2月1日、沖縄県金武町(尾崎修二撮影) 球威の戻らない状態が今後も続くならば、あと3勝で達成する日米通算200勝は遠い道のりとなる。楽天の大功労者でもある田中将大投手(35)が、プロ人生で最大のピンチに立たされている。 【表でみる】プロ野球の12球団選手年俸 ■いまだ1軍登板なし 星野仙一監督時代の2013年に無傷の24連勝を飾るなど、楽天を球団創設9年目で初のリーグ優勝、初の日本一に導いた田中に異変が起きている。今シーズンが32試合消化(8日現在=14勝17敗1分けでリーグ5位)した時点で、1軍登板はゼロ。3月20日のイースタン・リーグ、DeNA戦(横須賀)で3回⅓、63球を投げて5安打3失点でマウンドを降りて以降、一度も登板がないのだ。 4月中旬に予定されていたイースタン・リーグでの登板は1