壊疽(えそ、英: gangrene)とは、体組織の腐敗に特徴づけられる壊死の合併症である。黒色ないし緑色、悪臭を示す。 概要[編集] 壊疽は感染症あるいは血栓症などによる虚血を原因とする。血栓症は一般に決定的な血液供給の不足(末梢循環障害(英語版)など)の原因として出現し、糖尿病や長期間の喫煙に関連する。壊疽のほとんどは下肢に出現する。 壊疽の最も有効な治療法は原因器官の血行再建術(英語版)であり、回復を示すことがある。他の治療法はデブリードマンや外科的切断(en:Amputation)である。治療法は壊疽の位置、組織障害の範囲によって決定される。 壊疽は纏足で認められることがある。 原因[編集] 壊疽の原因は幅広い。患部で嫌気性細菌(あるいは好気性菌)が急速に増殖する事により起こる。大元の原因は動脈硬化症、糖尿病、腎不全(透析患者)、膠原病、血管炎、感染症などさまざまである。 組織内感染