いよいよ開幕した野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。「THE ANSWER」では、多くのプロ野球選手を含め400人以上が参加するパフォーマンスアップオンラインサロン「NEOREBASE」を主宰し、最速155キロを投げる自身を実験台にしてピッチング理論やトレーニング理論を発信するピッチングストラテジスト・内田聖人氏が、独自の目線で世界の投手を分析する。今回は中国代表のスン・ハイロン投手。9日の「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール」1次ラウンド・日本戦に4回途中から3番手で救援し、5四死球を与えながらも2回無安打無失点と力投。三振が少ない近藤健介外野手や源田壮亮内野手から見逃し三振を奪ってみせた。いずれも投じたのは120キロ前後のチェンジアップ。19歳の若手右腕が才能を光らせた“妙技”を内田氏が分析した。(取材・構成=THE ANS