中国・北京大学第三医院が精子バンクを利用する際に「中国共産党への忠誠」を条件付けることを告知して話題になっている(AFP)。 同医院は精子提供を呼びかけるキャンペーンで提供者の条件として「社会主義の祖国を愛し、共産党指導部を支持し、党の理念に忠誠を誓い、品行方正で法律を順守し、政治的な問題がない市民」を挙げたという。 これに対し、「愛党心は精子から始まる」などのツッコミが入っているという。
建国60周年を迎えた中国。本誌10月7日号も中国を特集しましたが、いささか首を傾げるトーンの記事も散見されました。 特集の最初の記事は、「一党独裁を脅かす権力闘争が始まった」というタイトル。これには興味を惹かれますね。「一党独裁を脅かす」とは、どんな事態が進行しているのか。思わず読みふけったのですが...。 要は、「人民派」と「エリート派」という2つの勢力が、ほぼ拮抗した力を持ち、胡錦濤国家主席の後継の座を争っている、というものでした。 まあ、そうなんでしょう。中国共産党は、建党初期から、決して一枚岩ではありませんでした。毛沢東だって、長征の過程での党内闘争に勝ち抜いて権力を握りました。でも、党内での派閥争いが、どうして「一党独裁を脅かす」ことになり、「中国に多党制や民主主義をもたらすかもしれない」と言えるのでしょうか。 本文の冒頭には、「共産党の一党独裁が次の60周年を迎えられる可能性は
現在、ネット上を中心にひそかに話題を集めるマンガがある。その名は『中国のヤバい正体』。タイトルからもわかるように、現代中国の社会問題を正面からえぐり出す「政治系」のマンガだ。 だが、作者の身辺で起きた問題が多数取り上げられているため、エッセーマンガのような面白さもある。それもそのはず。作者の孫向文(そん・こうぶん)氏は、中国浙江(せっこう)省の出身。正真正銘の中国人なのである。 しかも彼は、学生時代から日本のマンガやゲームにハマり、ついには日本でのマンガ家デビューを夢見るようになった変わり種。過去には日本の某マンガ誌にラブコメ作品を投稿して新人賞を受賞したこともある。しかつめらしい政治的主張とは縁もゆかりもなさそうな、生粋のオタクなのだ。 昨今の中国は、親日的・反政府的な言論に対する弾圧を進めている。今年7月には、在日中国人学者の朱建栄(しゅけんえい)氏をはじめ、「親日派」と目された言論人
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