これは、なにをしたくて書いたもの? そろそろ、少しずつGoを扱ってみようかなぁと思いまして。 The Go Programming Language 触ったことがないので、今回はとりあえず簡単にインストーとエディタの設定くらいをやります。 環境 今回の環境は、こちらです。Ubuntu Linux 20.04 LTSです。 $ lsb_release -a No LSB modules are available. Distributor ID: Ubuntu Description: Ubuntu 20.04.1 LTS Release: 20.04 Codename: focal $ uname -srvmpio Linux 5.4.0-58-generic #64-Ubuntu SMP Wed Dec 9 08:16:25 UTC 2020 x86_64 x86_64 x86_64 G
軽量な時系列データベースエンジンをスクラッチで開発する機会があったので、どのように実装したのかを必要知識の解説を交えながらまとめていきます。 実装はGo言語によるものですが、本記事のほとんどは言語非依存な内容となっています。 モチベーション 筆者は時系列データを扱うツールをいくつか開発しています。その中の一つであるAliは負荷テスト用のcliツールで、メトリクスをクライアント側でリアルタイム描画できるのが特徴です。リクエスト毎にレイテンシーなどの計測結果が際限なく書き込まれてくる中、同時に一定のクエリパフォーマンスが求められます。 これは言ってしまえば、簡易クエリ機能付きのpush型モニタリングシステムを単一ホストで実現するようなものです。 以前までの実装ではヒープ上の可変長配列にデータポイントを追加していくだけだったので、当然ながら時間の経過とともにメモリ使用量が増加していく問題を抱えて
Goのエラーハンドリングが採ったスタイル 多値返し 直積(関数の返値とエラーを両方返す) try-finallyをdeferという機構でカバー panicはプロセスを落とすためのもの Goはこの戦略でエラーハンドリングを行うとしましたので、「多値はなぜタプルじゃないんだ?」、「直和(返値orエラー)で十分じゃ?」「panic-recoverでtry-catchできそう?」などいう様な他の処理系の風習を持ち込むことは意味がありません。そしてそれらの提案の多くはすでに検討されリジェクトされてきた経緯があります。 「try組み込み関数」プロポーザルなんかも検討されマージ直前くらいまで進んだこともありますが、「Goのエラーハンドリング」にとって一長一短がありました。その欠点課題は解決できずに最終的にリジェクトされました。 「多値返し」は実にCPUフレンドリーな機構で、C言語の関数呼び出し規約にちょ
Go のチュートリアルを読んだ後、実際の開発に入るために必要な情報をまとめた資料です。
環境構築するまでに知りたかったこと Golangの最新バージョンは? 1.16.6 (2020/07/12リリース) Goのインストール方法は? macOS の場合は brew で OK この場合、goのsdkは /usr/local/Cellar/go/<バージョン>/libexec にインストールされます。 IntelliJ IDEA や GoLand にような IDE に「GOROOT」というものの指定を求められたら、このパスを使います。 brew で入らないバージョンの go が必要だったり、いくつかのバージョンを併用したい場合は $ go get golang.org/dl/go1.14.4 $ go1.14.4 download # 1.xx.0 の場合 $ go get golang.org/dl/go1.15 $ go1.15 download # 上記でgo getしたg
最新のNGINXはアプリケーションサーバー!?NGINX UnitのベンチマークをPHP,Python,Goで計測してみた!!PythonPHPGonginxnginx-unit NGINXって?? 簡単にNGINXの特徴について説明します. イベント駆動のWebサーバー 静的コンテンツの配信が得意 リバースプロキシとして使われることも多い 全アクティブサイトの中で2番目に多く使われている(19.60%) 参考:wikipedia nginx 以前(といってもだいぶ前ですが)はApacheが一強のサーバー業界でした.私もあんまり詳しくないですが,サーバーが安くなる中,C10K問題というものが業界で話題になり,Apacheが採用していたpre-Fork型のアーキテクチャのサーバーでは大量のリクエストが処理できなくなってきました.その中で,イベント駆動型のアーキテクチャのNGINXが大量のリク
埋め込み(embedded)に要注意というお話です。あるいは、GolangもC++のようなゼロオーバーヘッドを目指していると考えれば腑に落ちるよね、的な。 Goはオブジェクト指向言語っぽく使うことができます。次のような機能を提供しています。 interfaceを使ったコーディング 埋め込み(embedded)を使った実装継承 インタフェースは次のような感じです。 // ポニーは歩ける type Pony interface { Walk() } // アースポニーも歩けるので、Ponyインタフェースに渡せる type EarthPony struct { } func (ep *EarthPony) Walk() { fmt.Println("歩くよ") } インタフェースはメソッド宣言しかかけません。実装は書けません。でも、定義されたメソッドを持てば、それはすべて「これの仲間だ」という感
Go言語 ってぶっちゃけた話どう?Go言語開発者が本音を語った Geeks Who Drink in Tokyo をレポート! 2017年6月23日にヌーラボ東京オフィスにて「 Geeks Who Drink in Tokyo–Go Go Golang Edition!」を開催しました!本イベントは、6月28日に福岡で開催された「 Geeks Who Drink in Fukuoka -Go Go Golang Edition!-」のロードショーイベントです。実際の開発でGoを使っている Go言語開発者 や、今後使いたい!という方が集まり、様々な視点でGo言語を使った開発に関するノウハウを共有しました。議論が白熱したイベント模様をお届けします。 全員で「Go Go Golang!」の掛け声と共に写真を撮りました! 他言語と比較したGo言語の良し悪し及び学習について 最初に登壇したのは、日本
結論としてはGo言語には以下のようないくつかの長所があり、現実路線で非常にバランスがとれた言語だと思います。 これらの長所のために失われたメリットも当然いくつもありますが、一定程度以上の規模のプロジェクトで利用する言語の選択肢としては現存するプログラミング言語の中では一番か二番目によいのではないかと思います。 コンパイルが速い (vs. C++) GCとメモリ安全性 (vs. C++) 妥当で現実的なレベルの型安全性 (vs. Python/Ruby) 実行時パフォーマンスが良さ (vs. Python/Ruby) 現実問題、ある程度の規模と期間のプロジェクトになると型検証があるとリファクタリングなどがだいぶ楽になるのでありがたい。 型があるので自然と実行時パフォーマンスも良い 標準ライブラリが整備されている (vs. C++) むしろ標準ライブラリにjsonのparserすら存在しないC
同僚がGoを始める上で、案外まとまった資料が無さそうだったので書いてみることにしました。 Macでhomebrewが入っていることが前提です。事前に brew update をおこない formula を最新のものにしておくと躓くことが少ないでしょう。 Goのインストール % brew install go エントリ執筆時点では、1.6.2 が入ります。Goはメジャーバージョンが同じ場合は、後方互換が保たれているので、基本的に新しいやつを入れて問題ありません。 環境変数の設定 $GOPATH だけを決めればOKです。$GOPATH はどこでも良いのですが、ここでは $HOME/dev を $GOPATH に設定します。また、 $GOPATH/bin に $PATH も通しておきます。 export GOPATH=$HOME/dev export PATH=$GOPATH/bin:$PATH
Go1.5とGo1.6でGoのGCのレイテンシが大きく改善された.この変更について「ちゃんと」理解するため,アルゴリズムレベルでGoのGCについて追ってみた. まずGoのGCの現状をパフォーマンス(レイテンシ)の観点からまとめる.次に具体的なアルゴリズムについて,そして最後に実際の現場でのチューニングはどうすれば良いのかについて解説する. GoのGCの今 最初にGoのGCの最近の流れ(2016年5月まで)をまとめる. Go1.4までは単純なStop The World(STW)GCが実装されていたがGo1.5からは新たなGCアルゴリズムが導入された.導入の際に設定された数値目標は大きなヒープサイズにおいてもレイテンシを10ms以下に抑えることであった.Go1.5で新たなアルゴリムが実装されGo1.6で最適化が行われた. 以下は公開されているベンチマーク.まずはGo1.5を見る. Gophe
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