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インフェリアでの公務の合間に、ファリアに連れ出されるような形で待ちに繰り出したカインとレイクは、帝国では見たことのない様々なものに感心しきりの観光気分。しかし、食事のために立ち寄った料理屋でカインは出会ってしまう。騎士登用試験のとき不正を持ちかけ、結果的に騎士となる夢を手折った男──かつてウルバと名乗ったアリキーノに。 だんだんきな臭い展開になってきました。というか、3巻にして怒濤の展開といっても良さそうなくらいに、激しい展開です。 インフェリアの目論見は、騎士勲章の解明と、魔物への対抗策の入手であったはずなのに、それが原因なのかどうか、より危機的な状況を招いているようにも思えます。 これまで、騎士が魔物を圧倒していたという力関係が、今回登場してきた魔物たちの存在を見る限り、その天秤は逆側に大きく振れかねない様子です。人間同士の小競り合いの前に、共通する敵が力を付けてしまったら、この隣り合
やっぱり大好きです、イングリドさん。 出番が非常に少なかったけれど、帰ってきたカインを出迎えたときの描写が惚れる。 幸い(?)なことにファリアとの仲はそれほど進展しなかったし、 断然俺はイングリドさんを応援します。 物語は相変わらず抜群の安定度。 漠然と思い抱いていただけの騎士になるという未来を、 きちんと形あるものとして認識するまでにいたるストーリー。 カインらの進もうとする道を実感できる丁寧な描写と展開がさすが。 それだけでなく、いくつもの謎やドラマを見せてくれる。 特にライタークロイスについての謎はいろいろ想像できる分すごく気になりますね。 ん~……ファルファレロがやばいことになりそうな気がしますが。 とりあえず次は二巻三巻と微妙に出番の少ないイングリドさんに もっともっと活躍の場を! ……控え目なところもまた良しとも思いますけどね。
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