イスラエルがパレスチナ自治区ガザ地区南端の都市ラファを攻撃していることについて、国連の高官が13日、「大虐殺」につながりかねないと警告を発した。 国連のマーティン・グリフィス事務次長(人道問題担当)は、ガザにいるパレスチナ人はすでに「激しさと残忍さとその範囲において、他に類を見ない攻撃」に苦しんでいるとした。
パレスチナ自治区ガザ地区ガザ市内で行方不明になったヒンド・ラジャブちゃん。家族提供(撮影日・場所不明、2024年2月5日公開)。(c)AFP PHOTO / FAMILY HANDOUT 【2月7日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で、乗っていた車両が攻撃され、同乗していた親族を殺害された6歳の女児ヒンド・ラジャブ(Hind Rajab)ちゃん。親族の遺体と共に車内に閉じ込められた状態のまま、その後の行方が分からなくなっている。 「あの子は怖がっていたし、パニックにもなっていた。背中と手足を負傷していた」と、電話でヒンドちゃんの声を最後に聞いた一人、祖父のバハ・ハマダさん(58)は話す。 「迎えに来てと何度も言われた」と、泣きながら当時の通話を振り返った。 ガザでのイスラエル軍とイスラム組織ハマス(Hamas)との武力衝突が始まってから、約4か月が経過した。 北部ガ
Published 2023/12/10 19:33 (JST) Updated 2023/12/10 19:35 (JST) 【ワシントン共同】米航空大手ボーイングによる米軍輸送機オスプレイに使う複合材の製造過程で、必要な基準を満たさない不正があったと司法省が訴え、同社が810万ドル(約11億7400万円)を支払う内容で9月に和解していたことが10日までに分かった。不正は内部告発で発覚し、AP通信によると80機以上に影響すると指摘されていた。 和解についてボーイングはAPに「法的責任を認めたわけではない」とした。鹿児島県・屋久島沖の米空軍輸送機CV22オスプレイ墜落事故を念頭に「日本での事故原因は依然分かっておらず、要請があれば支援の用意がある」と回答した。
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラが放送した、国連が運営している学校で爆発が発生した後の現場の様子/Al Jazeera (CNN) 国連によると、パレスチナ自治区ガザ地区北部で18日、国連運営の学校が爆撃を受けた。現場からの映像には、女性や子どもらの遺体が床に散乱した光景が映っている。 映像では2階建て校舎の各階の部屋が映し出される。室内には粉じんに覆われた十数人の遺体が横たわっていた。机が吹き飛ばされてたたきつぶされ、ある部屋の壁には大きな穴が開いていた。中庭のひさしが崩落し、地上にがれきの山が見える。 パレスチナ各地で学校を運営する国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の報道官は、現場がジャバリヤ難民キャンプ内の学校であることを確認したが、原因は不明だとし、犠牲者の人数については今も情報が入っていることころだと述べた。 UNRWAのラザリーニ事務局長はX(旧ツイッター)に「お
(CNN) イスラエルは4日までに、パレスチナ自治区ガザ地区最大の医療施設「シファ病院」の外で救急車を攻撃したことを認めた。目撃者によると、この攻撃による死傷者は数十人に上る。 イスラム組織ハマスが支配する保健当局は3日、少なくとも15人が死亡、50人が負傷したと明らかにした。現場からの映像には、救急車付近の地面に血まみれの被害者少なくとも十数人が散らばっている様子が映っている。現場の車少なくとも1台が爆弾の破片で損傷した様子だ。 イスラエル国防軍(IDF)の声明によると、救急車はハマスが使用していたことから攻撃目標になった。「IDFの航空機はハマスのテロ分子による使用が確認された救急車を攻撃した。現場は戦闘区域にあるハマスの陣地に近い」としている。 この攻撃でハマスの「テロ工作員」が多数死亡したという。 シファ病院にいるパレスチナ保健当局の報道官は、攻撃の責任はイスラエルにあるとの認識を
鳩山由紀夫元首相が25日、ツイッターを更新。ウクライナに「とにかく現状を認めて戦争を終える」道を進めた。 「孫崎享氏によれば、ウクライナ戦争を終える時は、【1】ロシアが侵攻する前に戻すか、【2】とにかく現状を認めて戦争を終えるか、しかないが、【1】はもはや不可能。」と元外交官の孫崎亨氏の分析を記した上で自身の見解をつづった。 「【2】はゼレンスキー氏には呑みにくいと思うが、それによって1300万人ものウクライナ人が故郷に戻れるのだ。大局的な判断をしていただきたいと願う。」 この書き込みには「なぜ【1】が不可能なの」「【1】しかないんだって」「小国は大国に攻められたら言うことを聞くしかないということ」「力による変更を認めたいと。」などと否定的なコメントが並んだ。
ウクライナ・キエフ(CNN) ウクライナ南東部マリウポリの状況は「耐えられない」「まさに地獄」――。包囲された同市を逃れた住民はCNNに対し、こう証言した。ドローン(無人機)の映像や人工衛星の画像には、ロシアの爆撃で破壊し尽くされた街の様子が映っている。 マリウポリ市議会は15日、推計2000台の民間車両が街を離れることに成功したと発表。現地時間15日午後2時の時点で、これ以外にも2000台が市外に通じる幹線道路に駐車しているという。 その一方で、民間人退避のための安全回廊はいまだ正式開設に至っていない。マリウポリは3月1日から包囲された状態が続く。 ウクライナ当局の推計によると、同市では民間人2500人が死亡。約35万人が市内に閉じ込められたままで、当局者は、残された人には電気も水も暖房もないと警鐘を鳴らしている。 約225キロ離れたザポリージャ地方に逃れた女性2人は14日、CNNの取材
ウクライナの首都キーウ(キエフ)から北西約20キロに位置するイルピンの町では、ロシア軍の空爆と砲撃によって多くの住宅やインフラが破壊された。砲撃のあった路上では、避難しようとしていた家族3人と同行していた知人男性が死亡した。 多くの市民はイルピンから脱出しようと、ロシア軍の侵入阻止のためウクライナ軍が破壊した橋を渡っていた。その周辺で、ロシア軍の砲撃が続いた。避難中の母親と子ども2人の少なくとも3人が、橋から続く道路で即死した。現場で取材していた米紙ニューヨーク・タイムズによると、避難を助けて同行していた家族の知人男性も、後に亡くなった(注:リンク先のニューヨーク・タイムズ記事では、亡くなった方々をはっきり写した写真が掲載されています)。
米ニューヨーク・タイムズ紙は13日、米軍が2019年に過激派組織「イスラム国」(IS)に対する軍事作戦をシリアで展開中に、女性や子供を含む80人を空爆で殺害したにもかかわらず、軍内部で十分な調査を行わずに隠蔽(いんぺい)していたと報じた。 同紙によると、同年3月にシリア東部のイラク国境に近いバグズ周辺で、川辺にいた女性や子供を含む集団を米軍の無人機がとらえ、米軍の戦闘機が警告なしに空爆をしたという。当時の状況を無人機で監視をしていた分析官が「誰がやった?」「たったいま女性や子供50人を空爆した」などとやりとりしていた記録があったという。 米軍内では戦争犯罪にあたる恐れがあるとして調査を求める意見が出たが、被害の過小評価や報告の遅れなどが繰り返され、十分な調査がされなかった。この空爆による民間人被害は軍の最上層部には報告されず、対外的にも公表されなかった。 同紙によると、米中央軍は空爆の事実
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