「金正恩の娘」はなぜ存在を明かしたのか…独裁政権の裏側に隠された夫婦の「危うい関係」 火炎放射器で焼かれた「ナンバー2」が残した呪い ICBM発射成功のニュースに添えられた写真には、金正恩が巨大なミサイルの前で少女と手を繋ぐ場面があった。なぜ年端もいかない娘を公表したのか。前編記事『まさか後継者…?「独裁者の娘」は、なぜ10歳そこそこでお披露目されたのか』から続く。 夫婦仲にヒビが 「白頭血統として異例に早い娘のお披露目には、李雪主夫人の必死の画策があったというのです」 こう話すのは中朝関係に詳しい政府関係者だ。 今回、金正恩と金主愛とみられる少女が共にいる一連の写真が公開されたが、その中に1点だけ李雪主夫人が少女の隣に寄り添うカットがあった。誰かと雑談しているような夫の側で手を重ねて微笑んでいる。それは満面の笑みとは言いがたい。 彼女がこのような表情をするようになったのは、'13年12月