[サンフランシスコ/ロサンゼルス 8日 ロイター] - 米テスラTSLA.Oが開発した住宅の屋根用タイルと太陽光パネルが一体化した「ソーラールーフ」の生産が、軌道に乗っていない。ニューヨーク州バッファローの工場における組み立てラインが抱える問題や、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が要求する「洗練されたデザイン」のハードルの高さが原因だ。テスラや同事業の提携先となっているパナソニック6752.Tの社員および元社員8人がロイターに明らかにした。 パナソニックのある社員やテスラの元社員の話では、昨年開設されたバッファロー工場の生産が度々停滞するため、パナソニックは同工場内で製造してテスラに売るはずだったセル(単電池)やパネル(モジュール)の新たな買い手を模索せざるを得なくなっている。また工場に7億5000万ドルの補助金を提供したニューヨーク州の関係者からは、テスラが約束通りの雇用や投資を