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あとで読むと小説に関するkinaccoのブックマーク (3)

  • 半村良「酒媼(さけおうな)」 - タニオカアイ

    半村良コレクションとして「亜矢子」「妖花」「酒媼」が先にあり、後に日下三蔵編集で「亜矢子」「妖花」プラスアルファの「半村良コレクション」が刊行されていたので、今回は「酒媼」を。 なんでかな、と思っていたら、たしかにちょっと毛色がちがう。 「亜矢子」「妖花」は女性や超能力を扱った著者らしい作品が多く、こちら「酒媼」第一部は浅草人情系、第二部はその他もろもろ。 半村良について「おじさんが電車で読んでる官能小説」と聞いて、そこだけじゃないんだけどなあと思いつつ否定もできず。そもそも「石の血脈」は官能部分がないと成立しなかったり、「~伝説」シリーズはちょいちょいそういうシーンもあるし。 タイトルは忘れたけど、幼なじみの大門が出てくる話はむしろそっち方向の追究だったような。世に官能小説はたくさんあるだろうから、これもタイトル忘れたけど超能力者同士の交合が独特で半村良として読むならこういうのかな。 当

    半村良「酒媼(さけおうな)」 - タニオカアイ
  • なんだか読みたい本がない、とお嘆きならばこちらはいかがでしょうか。 - タニオカアイ

    20世紀SFの作家で好みのSFをひとしきり読んで、そのあとはて何を読んだものかと思っていたときに出会った短編集です。 海外作品の中で、1940年代から10年区切りで1990年代までの時代の流れを汲んだSF短編シリーズとなっています。 初見では、読んだことのある作家からぜんぜん知らない作家まで年代別に詰め合わせてあるので、読み通せるかな、という不安もありましたがそれは杞憂に終わりました。 海外SFの流行も感じつつ、かといって著しく古びているかというとそうでもないのが不思議です。SFという枠がそうさせているのかもしれません。 ここから新たに読みたいと思った作家も多数います。海外SFガイドとしても優れているし、読み返してもそれぞれのテイストが楽しめるシリーズです。 20世紀SF〈1〉1940年代―星ねずみ (河出文庫) 作者: アイザックアシモフ,ブラウン,中村融,山岸真,Isaac As

    なんだか読みたい本がない、とお嘆きならばこちらはいかがでしょうか。 - タニオカアイ
  • こちら弁天通りラッキーロード商店街 - うつ病、無職の雑記帳

    五十嵐貴久、光文社 ☆☆☆ 悪質な街金から追われて東京から逃げてきた男が、北関東にあるローカル線の終着駅に降り立ちます。男の年齢は48歳、所持金はありません。 一晩の寝床を借りようとお寺を訪ねると、そこは無人のお寺でした。しかし、無人のわりに建物の中は清潔でしたし、何より疲れていたので横になって眠ってしまいます。 朝起きて、首を吊って死ぬためにロープを探していると、近隣の住人と思われる老夫婦に見つかってしまいます。どの様に対応すればいいのか迷っていると老夫婦は深くお辞儀をして、「御前様」と敬う態度を示しながら呼びかけてきます。 この老人、この街の商店街の組合長をしているのですが、男をすっかり物の僧侶と信じ切っています。そして、商店街の代表として男にかわったお願いをしてくるのです。それは、シャッター通り商店街になってしまった商店街の店主たちをなるべく早く、苦しまずにあの世へ行かせてやってく

    こちら弁天通りラッキーロード商店街 - うつ病、無職の雑記帳
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