この10年、横浜DeNAベイスターズの事業革新とともに突き進んできた木村洋太球団社長は、次の一手を画策している 【スリーライト】 スマートフォンが生活に不可欠なものとなり、エンターテインメントビジネスのあり方にも大きな影響を及ぼしている。39歳でプロ野球事業のトップに立つ横浜DeNAベイスターズの木村洋太社長と、バンダイナムコエンターテインメントで「ガンダム成長の立役者」と言われる宮河恭夫社長はそれぞれどう考えているのか。明日の“成功”を見据えて語り合った。(取材日:7月9日) ――昨今、若者が映像コンテンツを倍速視聴したり、そもそも長いコンテンツを敬遠したりという傾向が見られます。エンタメを提供する側として、若者の傾向をどう受け止めて制作していますか? 宮河 若い人に視聴方法を聞くと、確かに1倍で見る人はなかなかいないですね。1.3倍くらいが多い。でも、1倍で見たい人はスポーツなら会場に