なぜ男性の中で「童貞・包茎は恥ずかしい」という価値観が共有されているのか。『日本の童貞』(文春新書→河出文庫)、『日本の包茎―男の体の200年史』(筑摩選書)の著者で、東京経済大学全学共通教育センター教授の澁谷知美先生に伺いました。 「こじらせ童貞」「30歳を迎えた童貞は魔法使いになる」……という言葉があるように「童貞は恥ずかしい」という感覚はなんとなく社会に漂っていますが、なぜ「性経験がないこと」が恥ずかしいのでしょうか。また、日本人男性の過半数は仮性包茎と言われていますが、「包茎であること」も男性の中で恥の意識があると聞きます。 童貞や包茎の「恥ずかしさ」の正体について、東京経済大学全学共通教育センター教授の澁谷知美先生は著書『日本の童貞』(文春新書→河出文庫)、『日本の包茎―男の体の200年史』(筑摩選書)にて明らかにしています。 澁谷先生に「恥ずかしさ」の背景、なぜ「童貞イジり・包