「ファントム無頼」「ふたり鷹」「エリア88」「クレオパトラDC」…等の人気作で知られる漫画家・新谷かおる先生は4/26に66歳の誕生日を迎えられました。そして、twitterで「漫画家として一旦筆を置きます」と宣言され、衝撃が走りました。 その反響です。そしてお疲れさまでした。 砂の墓標は語るをしらず、 歴史の流れは人にはみえず、 続きを読む
巻来功士『連載終了!少年ジャンプ黄金期の舞台裏』という描きおろし漫画がとてつもなく面白い。昨今人気の、漫画家自伝漫画のひとつではあるが、80年代ジャンプを読んでいた世代には強烈にオススメできる。それ以外の漫画家とか目指している人なんかにもオススメ。 連載終了! 作者: 巻来功士 出版社/メーカー: イースト・プレス 発売日: 2016/02/07 メディア: コミック この商品を含むブログ (2件) を見る さて、巻来功士を知ってる人はどれくらいいるだろうか。僕と同じくらいの世代で、『北斗の拳』とか『シティーハンター』とか『キャプテン翼』なんかが載っていた頃のジャンプを読んでいた人らはたいてい知ってると思う。それ以外の世代の漫画ファンには、それほど知名度は無いかもしれない。そんな漫画家だ。 巻来功士の作品というとなんといっても『メタルK』と『ゴッドサイダー』だ。このタイトルをあげると「おお
週プレNEWS TOPニュースエンタメ『魁!!男塾』35周年、わしが漫画家・宮下あきらである!「江田島のワクワクする感じ、まさに『男塾』を象徴するキャラだよ」 1985年に『週刊少年ジャンプ』で連載が始まった『魁!!男塾』(さきがけ・おとこじゅく)。塾長の江田島平八(えだじま・へいはち)が名うての不良少年たちを全国から集め、日本のかじ取りを担う人材を育てるべく過激な教育を施す「男塾」を舞台に、塾生たちの根性や友情を描いた、漫画家・宮下あきらの代表作だ。 宮下の男臭い画風と、男しか出てこない登場人物。江田島を筆頭に一号生・剣桃太郎(つるぎ・ももたろう)、富樫源次、虎丸龍次、J、二号生・明石剛次、三号生・大豪院邪鬼(だいごういん・じゃき)、関東豪学連の伊達臣人、雷電、飛燕、月光ら、個性豊かな面々がシゴキやバトルを通じて絆を深めていく。 さらに男心をくすぐる撲針愚(ボクシング)、磁冠百柱林闘(じ
遊撃隊出先機関Ver.2 以前はヤフーブログを利用していましたが、ヤフーブログ閉鎖に伴い2019年6月21日に引っ越しました。 その際、画像が表示されなくなったり、画像の下に空白が生じてしまったりしています。 表示されていない画像で見たいものがあったら声を掛けてください。 2019年10月11日、漫画家の植木金矢さんがお亡くなりになりました。97歳でした。 本稿では故人を偲び、植木さんの思い出をご紹介すると共に、植木さんの作品の特徴をご紹介したいと思います。 2012年、東京都文京区にある弥生美術館で植木さんの特別展「伝説の劇画師 植木金矢展」が開催されました。 ↓こちらは特別展のポスターです。 当時既にご高齢でしたが、何と会場でサイン会を開催してくださいました。私もサイン会に馳せ参じ、サインを書いて戴いたのですが、植木さん、学芸員の松本品子さんと一緒に写真まで撮ってくださいました。この場
吾妻さんが遂に亡くなったというんだが、少年誌のギャグ漫画家だった彼にSFのパロディ描かせたのも、ロリコン漫画描かせたのもおいらです。依頼の時は、「SFのパロディ描いて下さい」「美少女モノ描いてください。純文学みたいなヤツ」とそれだけ言って、で、吾妻さんも寡黙な人だったので「はい」と、それだけです。まぁ、吾妻さんからは「人生の転換点にはあの人がいた」と晩年言われたんだが、その通りです。 「失踪日記」で知られる漫画家の吾妻ひでおさんが13日、東京都内の病院で死去した。69歳。北海道出身。 と思ったら、「送る会」からメールが届いていてた。 マンガ家 吾妻ひでお(あづま ひでお 本名:吾妻日出夫)さんが永眠されました。 ご自身のツイッターアカウントで開示されていたとおり、かねてから食道がん治療中でしたが、2019年10月13日未明、都内の病院で亡くなりました。享年69。ここに謹んでご報告申し上げま
都築和彦 @KazuhikoTsuduki クリエイターとして駆け出しの頃は、 創作への意気込みのほうが強くて、 権利関係は、とりあえず後回しにしてしまいがちのようです。 「JAWS」をヒットさせたスピルバーグ監督はほとんど報酬をもらえなかったりとか、 「およげ!たいやきくん」の子門真人さんも 歌唱印税は支払われなかったりとか。 2018-09-16 12:21:54 都築和彦 @KazuhikoTsuduki たとえば、会社が自社商品のマンガ本を出版する場合、 絵が描ける人を社員にして、勤務時間内に描かせてしまえば、 報酬は、規定の給与のみで良いということになります。 コミック版「ザナドゥ」も、そんな経緯で出版されたので、 私には何の権利もありませんし、印税は1円も頂いておりません。 2018-09-16 12:26:22 都築和彦 @KazuhikoTsuduki クリエイター側から権
note.mu うーん。 言ってしまえば、佐藤さんはもともと、カクイシさんと三田さんの話に便乗しただけなのに、漫画家なんて駄目、みたいな投げやり風に話を締めるのはどうなの? 途中のやけに長い推計については、所詮は推計だから、考え方としてはこういう計算は可能ではあります。細かい部分はともかく、強いて異常な計算とかはしてない。 ただ、結論部分の、 「出版社を含めみんなお金がないから安く働いている、働かせているというのが、今の漫画界の実情ではないでしょうか。作画スタッフに「残業代を支払え」「給料を上げろ」と言われて、支払える余力のある漫画家がまず少ない。「人並みの暮らしがしたい」「作画スタッフの給料を上げたいから、原稿料を上げろ」と言われて、原稿料を引き上げられる出版社がない。本の価格を現在の3倍くらいにすれば、全員に人並みのお金が行き渡りますが、3倍の価格で本を買いたい読者がいない。そうです、
漫画家の労働問題。 そもそも漫画を執筆するにはお金がいくら必要なのでしょうか?漫画は最低限、紙とペンがあれば描けます。作家の想像力が勝負。それだけに元手のかからないビジネスと思われがちですが、実際には人件費やら事務所の賃貸費用やら経費がかかります。 漫画制作に必要な経費を箇条書きで挙げてみます。 ちなみに僕の会社は、昨年、税務署の調査が入りました。前年の売上高は約2億9000万円、追徴課税は9万円でした。 経費項目 ・役員報酬 ・給料手当 ・法定福利費 ・福利厚生費 ・消耗品費、事務用品費 ・地代家賃 ・通信費 ・水道光熱費 ・新聞図書費 ・租税公課 ・接待交際費 他にもいろいろありますがとりあえずこのくらいで。1つ1つ説明していきますね。間違いがあればご指摘ください。 まずは「役員報酬」。役員報酬とは作家自身への報酬です。法人化している場合、役員(代表取締役や取締役など)に支払う給与であ
私は大学卒業後、マンガ家の三田紀房先生のもとでアシスタントをしていました。 記録によると平成17年9月5日から平成29年4月27日まで、11年と7カ月です。 かなり長いこと働いていました。 その間、楽しいこともあったし、いやなことも少しはあったような気がしますが、だいたい平和な11年7カ月であったと思います。 それは職場の人間関係が落ち着いていたことに加えて、業界の水準に比べても三田先生の職場が時間にきっちりしていたことが大きいと思います。 完成するまでとにかく徹夜と残業で乗り切るといったようなマンガ家の職場としてよくあるようなルーズさはありませんでした。だからこそ11年7カ月の間、落ち着いて仕事を続けられたのだと思いますし、業界の良くない慣習に流されずそうした職場をつくったことは三田先生の手腕だと思います。 しかし、です。 業界の水準よりはずっとましではあるものの、完全にホワイトかと言わ
最近、るろうに剣心って漫画がまたなんかの雑誌で連載されるって記事を読んだ。 なんか、もう続編を書く漫画家が多すぎて、なんか気持ちが悪い。 何が気持ち悪いって、結局まったく新しいストーリーでおもしろい漫画を書くことができないってことの裏付けでもあるし、 漫画家として絵がうまいって才能があったとしても、新しくおもしろいストーリーを書く能力はまったく別物で、これができる人って本当に一握りなんだなあと。 惜しまれつつ終わった漫画で続編が出るならいいよ。 例えばスラムダンク?時代が変わりすぎて昭和のヤンキーが出てきたら今の若い人たちはついてこれないかもしれないけど。 でも大半は、話をダラダラ引き伸ばした挙句人気がなくなって、打ち切りになったような漫画が続編として復活する。 まあ読まない自分としてはどうでもいいけど、引き際って大事だよねって思うんだよね。 バンドとかでも同じことが言えるかもね。 追記と
先日、ある新人漫画家さんから「連載を開始するにあたって、一般的な原稿料の相場や、必要な契約関係書類を知りたい」というご相談をいただきました。業界の常識がわからない状態で、どんなことをどこまでを出版社に要求していいのか知りたいようでした。 お会いして、僕なりにいろいろとお話させていただいたのですが、これから漫画家として活動をしていこうとする方々にとって必要な情報かと思いましたのでまとめてみます。 まず、一般的な原稿料の相場。 10年前に比べて相場は下がっています。 すべての出版社の原稿料の相場を知っているわけではないので、確実なことは言えませんが、中堅出版社でも新人原稿料1ページあたり5000円(しかもカラー連載)という話は聞きますし、10年前から平均1000円以上は下がっているのではないでしょうか。 以前は雑誌連載の場合、新人の原稿料は7000円くらいが最低でしたが、今は5000~6000
佐藤秀峰さんによると、電子コミック131冊を各11円で販売するセールの効果で、1カ月の売り上げが3億円を超えたという。「この結果がすべての漫画家にとって希望となることを願っています」。 電子コミック販売サイト「漫画onWeb」や電子書籍取次サービス「電書バト」などを運営する漫画家の佐藤秀峰さんは、2月に伝書バトが実施した、電子コミック131冊を各11円で販売するセールの効果で、2月の売り上げ総額が3億円を超えたことを明らかにした。売り上げトップだった佐藤さん本人には、1億3000万円以上の印税が入ったという。 出版不況の中、この結果が「すべての漫画家の希望となることを願っている」としている。 セールは、「楽天Kobo電子書籍ストア」で2月2日から1カ月間実施。「海猿」(佐藤秀峰作)、「禍々しき獣の逝く果ては」(楠本弘樹作)、「あいこのまーちゃん」(やまもとありさ作)など42タイトル・合計1
小島アジコさんがウェブ上に上げたマンガが1000はてブを超える話題作になっている。 子猫を殺す仕事 – orangestarの雑記 このマンガを読んだ人が「アジコさんは病んでる」とかなんとか言って騒ぎ立ててるのを見て、「君らごときにアジコ先生の闇(病み)がわかってたまるか!」とシャウトしたくなったから、ブログにてシャウト申し上げる。 801ちゃんから擬態を取ったものが子猫このマンガが話題になった理由は「的確な社会風刺」ではなく、小島アジコさん自身が「世間一般の小島アジコ像を裏切った」ところにある。 小島アジコさんといえば、「となりの801ちゃん」で有名なマンガ家だ。 801ちゃんはジャンルとしては「ダークな部分を見せないように描かれた日常系」であって、「ダークがむき出しになった作品」ではない。 それが象徴されているのが801ちゃんのデザインだ。 もし、内容だけで議論するなら日常系の中で80
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