「本田透」と聞いて、「ああ、あの人ね」と一人の男を思い出す人はもはや少ないかもしれない。 今から10年以上前の2005年、『負け犬の遠吠え』や『電車男』のブームに反発して、『電波男』というタイトルの本で最もラディカルなオタク擁護を行った人だ。 当時、オタクは恋愛弱者で「大人に成り切れない大人」として扱われていた。そんなオタクに対して『負け犬の遠吠え』ではオタクは恋愛対象にならない、大人に成り切れないオタクが増えたせいでまともな恋愛ができなくなった、と批判し、『電車男』では「オタクを卒業して真実の恋愛を見つけよう」と煽った。 本田はそんな風潮にたいして、「いやいや、真実の恋愛はオタク側にある」と180度傾倒した思想を展開した人だ。 現実社会の恋愛は打算が絡み合い、相手を傷つけあうような暴力的な恋愛だ。それに対してオタクが行っている脳内の恋愛は、誰も傷つけず、打算も絡まない純粋な恋愛だと反論し
出版業界がこんなに魔窟なはずがない。 わかつきひかる 警告:これは作家に夢を持つ作家志望者には不愉快なお話です。 私は来年でキャリア20年になる文筆業者です。私は今でこそ順調な作家生活を送っていますが、デビュー当時はトラブルだらけで大変な思いをしました。 私が19年間で編み出したトラブル回避術と、トラブルに見舞われたときの対処方法、相談先、営業や著作権、税金についてまとめます。 トラブルを公開すると怒り出す人がいます。作家に夢を持つ人たちには、不愉快な話でしょう。順調な作家生活を送ってきた作家には、私が嘘をついているように思えることでしょう。批判は覚悟の上です。 私は告発をしたいのではない。トラブル回避の具体的な方法と対処法、それに相談先を公開したいのです。 若い作家さんたちが、トラブルで潰されたり、未払いで疲弊して筆を折ることがない ように。 一章は少額訴訟です。雑誌に掲載し
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