決算書で分かる日本経済の動向ということで、4回連続で飲食企業4社の決算を取り上げて、日本の飲食企業の現状を見ていきます。 決算書といえば投資やビジネスといった視点で見るイメージがあると思いますが、より一次情報に近い経済ニュースとしてとらえることも可能ですので、そういった視点で取り上げていきます。 サイゼリヤ、吉野家HDに続き、第3回目として取り上げるのはコメダホールディングス(コメダHD)です。 もちろんコメダ珈琲店の運営をしている企業です。 これまで見てきたサイゼリヤや吉野家が直営店中心のモデルだったのに対して、コメダHDはフランチャイズ(FC)での店舗展開が中心です。また都心部の好立地というよりは郊外店舗などが多い展開となっています。 今回はそんなFC中心で郊外店舗を多く持つ、カフェ業態の現状とコメダHDの今後について考えていきましょう。 関連記事 吉野家は、飽和する国内市場でなぜ郊外