「Windows Server」に代表されるサーバー向けソフトは、クライアント向けソフトとは違った複雑さがある。サーバー本体だけでなく、サーバーにアクセスするデバイス向けの「CAL(クライアント・アクセス・ライセンス)」も考慮しなくてはならない。課金の単位も、CPU単位、コア単位などの細かな違いがある。またクラウド上の仮想マシン(VM)で動作させるときの必要条件も、エディションや購入形態によって異なる。 今回は「Windows Server 2012 R2」を例に、ライセンス選びのポイントを整理する。 Windows Server 2012 R2のエディションは4種類ある(画面1)。そのうち、小規模向けはFoundation/Essentialsだ。Foundationは1個、Essentialsは最大2個のCPUを搭載するサーバーで動かせる。いずれも物理サーバー上での動作を想定しており、