私はとんでもなく臆病者で、常に最悪のケースを考えている。 例えば、ホテルに泊まる時は必ず非常口を確認する。ドアまで行ってみるだけではなく、その非常口の外側がどうなっているのかも実際に入って確認する。「非常口を開けたら非常階段」と思っている方も多いと思うが、ほとんどの場合、備品置き場の小部屋があってシーツやらタオルやらが積まれていたりする。そしてそこにもう1つドアがあって、その先に非常階段がある。何でそんなところまで確認するかというと、「火事の時はあっという間に煙が充満して、床に近いところしか見えなくなる」、そして「過去の火災の動画などを見るに、火元に近い場合に逃げる時間は最大1分程度しかない」と想定しているからである。(もちろん、ちゃんとした耐火設計だったらそんなことはないと思うが、耐火設計の度合いを試すために火をつけてみるわけにもいかない。) 先日も、いつもの通り日本のとあるホテルで非常