大阪府内の公立小中高校、支援学校の教員のうち「こころの健康」に不安を感じている人が57.7%にのぼることが9日、府教委のアンケート調査で分かった。こころの病を理由に休職する教員が、この20年間で3倍に増加したことなどを受け、大規模な実態調査を実施。府教委は「6割近くの教員が不安を抱えていたのは想像以上。勤務時間などを検証したい」と話している。 ■長い勤務、多い仕事、職場の雰囲気… 調査は、政令市の大阪市と堺市を除く府内の府立高校や支援学校、市町村立の小中学校の教員3千人を対象に昨年11月に行い、有効回答は81.7%だった。 アンケートでは「こころの健康に不安を感じていますか」という問いに対し、全体の57.7%の教員が「強く感じている」「少し感じている」と回答。「全く感じていない」とした人は7.1%にとどまった。すべての校種で半数以上が不安を感じており、割合が一番多かったのは、支援学校(61