「本を読まなくても読書感想文が書ける」みたいな話は(「これをコピペしろ」みたいなサイトを含めて)ネット上にいくらも転がっている。 もう少し心ある人に向けて、「ちゃんと本を読んで、いくらかましな感想文が書ける」方法について書く。 なぜ読書感想文は面倒なのか? ところで読書感想文に零点はない。 提出さえすれば、どれだけめちゃくちゃな日本語で書かれていてもリジェクト(突き返)されることはまずない。 落とされるとすれば、他人が書いたものをコピペ(丸写し)した時ぐらいだ。 なんとなれば、多くの読書感想文出題者は、何が読書感想文であり何がそうでないかを線引きできるような定義も持ち合わせず、したがって明確な採点基準をつくることもできず、せいぜいが大雑把な3段階評価(優・良・可)をつけるぐらいが関の山だからだ。 読書感想文は、未だに多くのところで「自由作文」的な丸投げをされている。 何のサジェスチョンもな
本書は読みどころ満載、事例も満載ですが、そのすべてを紹介するスペースも時間もありませんので、私自身にとってもっともなじみの深い、「心理学的な話」をピックアップします。それが「意志の弱い人」がしがちな3つの誤解です。 誤解1 意志力を発揮できないのは取り組む姿勢に問題がある 本書で取り上げているのはダイエットに関する心理実験。なるほどダイエットと言えば、「意志力の弱さ」が問題にされる典型的な事例です。 意志が弱いからツイスイーツを食べてしまうということが問題だとすれば、意志さえ強ければ我慢ができて、理想の体形になれる、という思い込みがあるわけです。 しかしそれは事実ではないと、本書の冒頭の心理実験が申し立てています。その心理実験によると、まずくて仕方がないようなポップコーンを渡された被験者たちのうち、大きな容器で食べた人たちは、たくさん食べてしまったということでした。 つまり、容器が大きいと
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