磁気カードなど、これまでのカードは読み取り部にカードを接触させて利用していた。しかしFeliCaはなぜ“かざす”だけで使えるのか、疑問に思ったことはないだろうか? その答えは、リーダー/ライター(読み取り部)とFeliCaチップが通信しているためだ。FeliCaカードの中には、ICチップ(FeliCaチップ)のほか、CPU、アンテナなどが内蔵されている。リーダー/ライターが発する電波を、FeliCaカードの中にあるアンテナがキャッチし、リーダー/ライターとFeliCaチップが通信を行う(利用する周波数帯は13.56MHz、通信速度は212kbps)。 カードがリーダー/ライターの電波を受信して(1)カードを検出(2)カードとリーダー/ライターが相互認証(3)データの読み書きを行う。カード内のアンテナが電波を受信できる距離にまでリーダー/ライターに近づければ、カードを接触させなくても通信が行