少子高齢化や生活習慣病患者の増加を背景に、テクノロジーを駆使して医療を効率化・高度化する「ヘルステック」の分野が活性化している。同分野の2017年時点の国内市場規模は2055億円だったが、22年には約1.5倍の3083億円に拡大するとの民間予測(富士経済調べ)もある。多様な事業者が参入し、オンライン診療向けのシステムの他、画像や資料を電子化するサービスを提供しているが、これらと相性が良いのがクラウドの技術だ。 クラウドを活用した場合、患者は在宅のまま医師に健康状態のデータを共有したり、ビデオ通話でアドバイスを受けたりできる。医療機関は、カルテや画像を電子化してクラウドストレージに移行することで、セキュアな環境で保管し、必要に応じた検索もしやすくなる。 アマゾン ウェブ サービス ジャパンがこのほど開いたイベント「AWS Summit Tokyo 2019」に、こうした「クラウド×医療」ビジ