生活保護のハードルが高過ぎる。コロナ禍に景気の底が抜けて赤信号が灯った。命を落とす人が増えてしまった。生活保護バッシングをした議員たちは今、なにを思っているだろうか 安心して寝られる場所を… 生活困窮者を支援する「相談会」にきた、路上生活をしている男性が言った。 「生活保護は、嫌な話しか聞かない。保護はいらないから、雨をしのげる寝る場所が欲しい。火をつけられたり、花火を撃ち込まれたりしなくて済む安全な寝場所を提供してくれればいい。襲われる心配のない安心して寝られる場所が欲しい」 仕事を失い、所持金が数百円になり、今日食べるもの、今夜寝る場所がない人がいる。コロナ禍の経済苦が止まらない。 菅義偉首相は1月の国会で「最終的には生活保護がある」と言った。そう、お金に困ったら、生活保護を受けて暮らしを立て直せばいいのだ。 しかし。日本の生活保護捕捉率は20%、つまりあとの8割の人には届いていない。