日本向けタイトルのSteam展開って,どうなんですか? 日本一ソフトウェアの新川社長に聞く,英語版配信の成果 編集部:御月亜希 カメラマン:佐々木秀二 岐阜県に拠点を置く珍しいゲームメーカーである,日本一ソフトウェア。「魔界戦記ディスガイア」シリーズをはじめとする,デフォルメされた可愛らしいキャラクターを採用しつつも,凝ったゲームシステムと膨大なやりこみ要素を詰め込んだ,遊び甲斐のあるゲームを開発しているメーカーだ。シミュレーションRPGの制作が得意なイメージはあるものの,2016年は「ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団」でダンジョンRPGファンから高い評価を得ており,そちらで注目度が上がったという人も多いかもしれない。 そんな同社は,アメリカの子会社NIS Americaと連携し,昨年からSteamで英語版の配信にも力を入れている様子。初代「魔界戦記ディスガイア」や「ファントムブレイブ」など
ゲーム収納のために家を建てた男──超大量のゲームやマンガを絶対に捨てないという信念を貫いた、とあるゲーマーの努力と幸運 新しい年がスタートしてしばらく経ちましたが、皆さんいかがお過ごしですか? 増え続けるゲームを賢く収納してよりよいゲームライフを送るため、ある種の極まった人のお宅の様子や整頓術を披露していただく短期連載、その第2回をお届けします。 今回ご紹介するのは、その昔にあったオンラインゲーム誌に、“『ファイナルファンタジーXI』を10アカウント同時プレイで楽しむ強者コレクター”として登場したKaguraさんです。え? 10アカウント同時!? Kaguraさんは、全国展開するビデオやゲームのレンタル・販売ショップの店長を務める39歳。幼少時代に『ドラゴンクエスト』と『ファイナルファンタジー』にハマり、以降の関連タイトルは漏らさずチェックしている筋金入りの『DQ』&『FF』ファン。ゲーム
ホーム 全記事 インタビュー 『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』音楽家・高見龍氏インタビュー 今明かされる『EVE burst error』『YU-NO』秘話 『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO(以下、YU-NO)』は1996年12月に発売されたアドベンチャーゲームだ。SFやミステリーが絡む骨太で重厚なストーリーと、時間軸を自由に行き来できるA.D.M.Sというシステムが渾然一体となっている点が最大の特徴であり、しばしば「アドベンチャーゲームの金字塔」とも評される。2000年代以降に流行ったループものの再評価の道筋をいち早くつけた作品であり、ループものをゲームシステムに落とし込んだという意味では、いまだにこのゲームを超えたゲームは登場していないと言っても過言ではない。 『YU-NO』はまずPC98からリリースされ、97年にセガ・サターンに大幅にアレンジされて移殖、2000年にはW
11月29日に世界同時発売したゲーム「FINAL FANTASY XV(以下、FF15)」。スクウェア・エニックスの大人気シリーズ「FINAL FANTASY」の最新ナンバリングタイトルだ。発売後約1カ月で、全世界で500万本突破。さらに売り上げを伸ばしつつある。 FF15は、シリーズ初めての「オープンワールド」(広大な世界を自由に動き回って探索・攻略できる)ゲームデザインを採用。旅をする仲間との会話にはAI技術を取り入れた。 歴史のあるタイトルを背負いながらも、新しい挑戦をしている本作は、発売までにさまざまな苦境があった。もともとは「FINAL FANTASY ヴェルサス XIII」というタイトルで2006年に制作発表されたが、タイトルの変更やゲームハードの進化を経て、10年目にファン待望の登場を果たした。 RPGゲームは、シナリオやバトルデザインに注目が集まるのが一般的だ。発売後の話題
※この記事には映画「シン・ゴジラ」の内容に関する記述が含まれています。 「シン・ゴジラ」、堪能した。 IT記者として、これほど心躍る映画があったろうか。 とにかく、緊急時の政府対応におけるITの描かれ方が、過剰とも思えるほどリアルなのである。政府内に会議体が立ち上がるたび、キャスター付きの複写機が大部屋にゴロゴロと運ばれ、仮設のネットワークが構築され、作業用PCの山が積まれる。 使うPCも組織ごとに異なる。私の記憶が正しければ、内閣府の職員は富士通か米アップル、環境省はパナソニック「Let'snote」、陸上自衛隊は同じくパナソニックの耐衝撃PC「TOUGHBOOK」を使っていた。 シン・ゴジラには、「科学特捜隊」とか「NERV(ネルフ)本部」とかのような、放送当時の技術水準からかけ離れた空想的ITの出番はどこにもない。劇中の年代は不明だが、「現実(ニッポン) 対 虚構(ゴジラ)」というキ
鳥山明の名作漫画『Dr.スランプ』に、則巻千兵衛博士のライバルとしてアラレたちに立ちはだかるDr.マシリトなるキャラがいたのを皆さんは、覚えているだろうか。 このキャラのモデルになった人物こそが、今回インタビューする白泉社代表取締役社長・鳥嶋和彦氏にほかならない。 彼の編集者人生は数々の伝説に彩られている。新人賞にかすりもしなかった新人漫画家・鳥山明を一から育て上げ、何百枚にも及ぶボツ原稿を出したあげくに、『Dr.スランプ』や『ドラゴンボール』などの名作をタッグで世に送り出したこと。鳥山明のみならず多くの漫画家にネタにされてきた、その“悪魔のような”強烈なキャラクター。そして90年代後半、週刊少年マガジンにジャンプが追い越された「暗黒期」に編集長として呼び戻され辣腕をふるい、『ONE PIECE』や『NARUTO』、『テニスの王子様』などの作品を次々に世に送り出し、再びジャンプを王者の座に
日本のコーエーテクモゲームス(当時 光栄)が初の歴史シミュレーションゲーム『川中島の合戦』を発売したのはいつか? ――正解は、1981年である。 そのときには、まだパソコンでゲームをする文化自体が相当にマイナーな楽しみに過ぎなかった。有名なパソコン版の『シヴィライゼーション』が発売されたのでさえ、ずっと後のことである。しかし、そのゲームは、紡績業を営んでいた光栄という会社が大きく業態を変えていく転換点になるほどの話題を日本で獲得した。 その2年後、彼らは『信長の野望』という大人気歴史シミュレーションゲームを生み出した。コーエーテクモホールディングス社長・襟川陽一氏ことシブサワ・コウは、それをRPGや司馬遼太郎の小説をヒントに作り上げたという。我々の遊んできたこうした『信長の野望』などの歴史シミュレーションゲームは、実はコンピュータゲーム史にほとんど忽然と登場したゲームに近い。 『ファミコン
ファーストステップと人柱は違う――“普通”のWindows Phone「MADOSMA」でこだわった品質:SIMロックフリースマホメーカーに聞く(1/2 ページ) 約4年ぶりに日本に登場したWindows Phone。それが、マウスコンピューターの「MADOSMA Q501」だ。KDDI(au)から発売された富士通東芝モバイルコミュケーションズ(現在の富士通モバイルコミュニケーションズ)製の「IS12T」以来となるWindows Phoneは、IS12Tの“現役”ユーザーや、アプリ開発者を中心に好意的に受入れられているようだ。 ITmedia Mobileの読者にはあまりなじみがないかもしれないが、マウスコンピューターは古くからWindowsを搭載したPCを手掛けてきた老舗のメーカーだ。最近では、スティック型PCを発売するなど、ニッチながらも話題性の高い製品を市場に投入している。 そんなマ
既報の通り、マウスコンピューターから非常にユニークな製品が登場した。その名は「m-Stick MS-NH1」。スティック型のデザインで本体サイズは100(幅)×38(奥行き)×9.8(高さ)ミリ。スマートフォンよりも小さく、USBメモリを少し大きくしたようなサイズ、といえば分かるだろうか。 写真をみれば分かるとおり、とにかく非常に小さい。 今回、マウスコンピューター製品企画部部長の平井健裕氏に製品投入の背景や開発の裏話を聞いた。 →製品レビュー:マウスのPC、小さすぎィ!:話題のスティック型PC「m-Stick MS-NH1」発売直前レビュー PCの居場所を見つける新しいカタチ ―― 平凡すぎる感想ですが、すごく小さいですよね。自分も含めて、PC USERの読者はこうしたガジェットが大好きで、とりあえず買ってしまうのですが、これはそもそもどういった用途を想定しているのでしょうか。 平井 ま
新VAIOは“次世代プロセッサ搭載PCの完成形”を目指す――関取社長ロングインタビュー:本田雅一のクロスオーバーデジタル(1/4 ページ) VAIO株式会社が2014年7月1日に発足した。ソニーから日本産業パートナーズにPC事業が譲渡されて誕生した新会社だ。本社はソニー時代からVAIO事業の拠点だった長野県安曇野市に構えている。同社の代表取締役社長には、元ソニーの関取高行氏が就任した。 7月1日の記者会見をはじめ、すでにVAIOブランドを扱うこの新しい会社について多くを語っている関取氏。発足に際してのさまざまな報道を見ると、このブランドに対する好意的な見解に包まれているように思える面もある。かつて多くのファンを生み出し、PC専門誌だけでなく、一般ビジネス誌や新聞記者などにもファンの多かった「VAIO」シリーズだけに、期待感が強いという側面もあるのだろう。 しかし、それ故にこれまで(ソニー時
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