タグ

社会と書評に関するshino-katsuragiのブックマーク (47)

  • 男の子はいかにして「男らしさの檻」に閉じ込められるのか(北村 紗衣) @gendai_biz

    レッド・ツェッペリンと「男らしさ」の問題 若かった頃、 一人前の男になるってのはどういうことか(what it was to be a man) 教えてもらった。今、その年になって できるかぎりその手のことを ちゃんとやろうとはしてるんだ。どんだけ頑張っても 行き止まりに突っ込むだけなんだけどな これは1969年にレッド・ツェッペリンが出した楽曲「グッド・タイムズ・バッド・タイムズ」冒頭の歌詞の日語訳(拙訳)だ。ジミー・ペイジのギラつくギターにあわせてロバート・プラントが歌うこの詩は、「男らしさ」の矛盾をとてもシンプルに表している。 つまり、男の子(boy)は実は小さい時に「一人前の男」(man)というのはどういうものかに関する固定観念をたたき込まれて育つが、実際のところ、そんな概念を体現できる立派な大人の男にはなれっこない、ということだ。この歌詞は「男らしさ」の理想と現実を簡潔に歌い上

    男の子はいかにして「男らしさの檻」に閉じ込められるのか(北村 紗衣) @gendai_biz
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2019/08/10
    男の子を育てないですんでよかったんだよな、たぶん。いわゆる社会の規範との間でメンタルやられてたと思う。
  • 働き方の損益分岐点「これだけ働いて、なぜこの給料?」が理解できます。 - music.jpニュース

    時宜を得た著作です。働き方改革と称しながら、過労死を正面から捉えることなく、またより過剰な労働を課しかねない改革(改悪)がすすめられそうな今、このの重要性は増しています。このに著者が込めたモチーフは1つ……、 「資主義のなかで幸せに暮らすために、どう働けばいいか?」 この問いに答えようとした著者が手にした武器は2冊の、『資論』と『金持ち父さん 貧乏父さん』でした。一見相反するように思える両者ですが私たちが生きている社会構造(資主義社会)を知らなければ、その社会の中で"少しでもより良く生きるすべ"を見つけることはできません。 この2つの強力な武器を元に、私たちの社会を分析し、働き方(労働)を見直し、新たな働き方を提唱したのがこのです。働き方とは生活のスタイルそのものですから、生き方の再検討でもあります。 より良く生きるための方程式があります。「自己内利益の方程式」と著者が呼ぶも

    働き方の損益分岐点「これだけ働いて、なぜこの給料?」が理解できます。 - music.jpニュース
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2018/05/18
    バブルの頃、(出世も処遇もそれほど上がることを望めない職掌を選んだから)"Pay for Performance"という考えがあるならば、"Performance for Pay"という考え方も間違っていないのでは?と面接で発言してイヤな顔をされた。
  • 『「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす』書評 現代に合った家事のルールとは|好書好日

    「手づくりの卓」「片付いた部屋」…。「きちんと家事」への憧れと呪縛が日人を苦しめる−。多くの聞き取りや国際比較を参照しながら、気楽な家事とのつきあい方を提案する。【「… 「家事のしすぎ」が日を滅ぼす [著]佐光紀子 日の男性が家事を分担する割合は世界平均の半分以下である、との耳の痛い指摘が冒頭にある。戦後の高度経済成長を支えた専業主婦願望もいまだに根深く、女性は家事をきちんとこなさなければならない、というプレッシャーが日社会には広く深く浸透している、と著者は見る。 穏やかならざる書名だが、要は家事は人が生活していく手段であり、それを過度に目的化することの弊害を様々な事例の考察によって説いているである。中でも日の部屋が片付かないのは和洋折衷のライフスタイルにあるという指摘には目を見開かされた。 タオルの畳み方や皿洗いの仕方の違いなどから夫婦の諍(いさか)いにもなるが、互いにゆだ

    『「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす』書評 現代に合った家事のルールとは|好書好日
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2018/01/23
    気を楽にするために。
  • コラム別に読む : 「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす [著]佐光紀子 - 栗下直也 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2017/12/19
    自分の手で子育てする、とか、丁寧な暮らし、とかが、自分の存在意義に強く結びついてしまうとツライよな…
  • 玄田有史編『人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    そのものズバリ、聞きたいことをそのままタイトルにしたです。曰く:人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか? https://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766424072/ “最大の謎”の解明に挑む! 働き手にとって最重要な関心事である所得アップが実現しないのは、なぜ? 22名の気鋭が、現代日の労働市場の構造を、驚きと納得の視点から明らかに。 ▼企業業績は回復し人手不足の状態なのに賃金が思ったほど上がらないのはなぜか? この問題に対して22名の気鋭の労働経済学者、エコノミストらが一堂に会し、多方面から議論する読み応え十分な経済学アンソロジー。 ▼各章は論点を「労働需給」「行動」「制度」「規制」「正規雇用」「能力開発」「年齢」の七つの切り口のどれか(複数もあり)を中心に展開。読者はこの章が何を中心に論議しているのかが一目瞭然に理解できる、わかりやすい構成とな

    玄田有史編『人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • レイプはなぜ続くのか『ミズーラ 名門大学を揺るがしたレイプ事件と司法制度』 - HONZ

    19.3%、実に5人に1人。 これだけの割合のアメリカ人女性が、年齢を問わず、これまでにレイプ被害を受けたことがあると、米国連邦機関・疾病予防管理センターによる2014年9月の報告書で明らかになった。これほどにも「ありふれた犯罪」である一方、被害者の64%〜96%は警察に被害を届け出ず、アメリカ国内でもっとも報告率の低い重大犯罪でもある。また、訴追されるのはわずか0.4〜5.4%、うち有罪判決がくだされるのは0.2〜2.8%。レイプ事件が起きた時、90%以上の確率で加害者が刑罰を免れていることになる。 書は米国モンタナ州第2の都市ミズーラで、マンモス校モンタナ大学のアメフト選手たちが2010年2012年にかけて引き起こした複数のレイプ事件について、丹念なインタビューと取材を重ね、その真相に迫ったノンフィクション作品だ。ミズーラという一つの都市に注目しながらも、なぜアメリカ全土でこれだけレ

    レイプはなぜ続くのか『ミズーラ 名門大学を揺るがしたレイプ事件と司法制度』 - HONZ
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2016/12/02
    「自分自身の世界観にとらわれているんです。自分の取った行動を被害者の視点から考える能力が欠けています」
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    いの快感が忘れられない『人魚姫のごめんねごはん』 2018年11月19日 僕はありがたいことにべ物の好き嫌いがないので、お肉も野菜も大好物ですが、魚や貝といった海鮮も大好きです。 なにせ魚介類は種類も豊富だし、調理方法で味も千変万化。それこそ毎日べたって飽きません。...

    マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー
  • 500円で体売る61歳、公園で野宿も…街角に立ち客をとる女性たちの人生 - ライブドアニュース

    by ライブドアニュース編集部 ざっくり言うと 新潮社から「闇の女たち 消えゆく日人街娼の記録」が出版された 21世紀以降も街に立ち続けている10人以上の貴重な証言が残されている 別府に立つ61歳の女性は500円で体を売り、公園で寝泊まりしているという 提供社の都合により、削除されました。 概要のみ掲載しております。 関連ニュース ランキング 総合 国内 政治 海外 経済 IT スポーツ 芸能 女子

    500円で体売る61歳、公園で野宿も…街角に立ち客をとる女性たちの人生 - ライブドアニュース
  • 『仕事と家族:日本はなぜ働きづらく、産みにくいのか』 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek

    筒井淳也 (2015年5月25日刊行,中央公論新社[中公新書・2322],東京,x+209 pp., ISBN:9784121023223 → 目次|版元ページ) 【書評】※Copyright 2015 by MINAKA Nobuhiro. All rights reserved 「日的な働き方」の社会的帰結 書は,現在みられるような「日的な働き方」がどのようにして成立したのかを現代史的に振り返り,さまざまな国際比較データを用いて,この国の「かたち」を浮かび上がらせようとする(第1〜2章).そして,未婚率の増加と出生率の低下,そして女性の社会進出を阻むのはこの「日的な働き方」にほかならないと著者は指摘する.第3章ではその「日的な働き方」の正体に迫る. まずはじめに,著者は欧米に広く見られる「ジョブ型職務給制度」に対する日の「メンバーシップ型職能資格制度」について次のように定義

    『仕事と家族:日本はなぜ働きづらく、産みにくいのか』 - leeswijzer: een nieuwe leeszaal van dagboek
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2015/06/08
    全部「きちんと」なんて出来ない。
  • 『「衝動」に支配される世界』書評 直感的で配慮のない社会を裁断|好書好日

    「衝動」に支配される世界 我慢しない消費者が社会をいつくす 著者:ポール・ロバーツ 出版社:ダイヤモンド社 ジャンル:社会・時事・政治・行政 私たちの社会は、なぜ衝動的で自己中心的で、短期的な結果ばかりを求める近視眼的な社会になったのか。また、こうした変化は未来にどのような影響を及ぼすのか。今日のアメリカの実態… 「衝動」に支配される世界―我慢しない消費者が社会をいつくす [著]ポール・ロバーツ [訳]東方雅美 現代文明論というべき書である。「インパルス・ソサエティ(衝動に支配される社会)」という語を剣として「社会経済システム全体が自己破壊に向かっている様子」を裁断している。 「欲しい」という衝動につき動かされる社会が、かつての時代と価値観を異にし、人びとの性格そのものを歪(ゆが)めていく。その例を経済、医療、文化、労働現場、政治などの局面で裏づける。たとえば文化の崩壊。伝統が衝動を抑

    『「衝動」に支配される世界』書評 直感的で配慮のない社会を裁断|好書好日
  • レイプの遺伝子『暴力の解剖学』

    もちろん、レイプの遺伝子なんてものはない。だが、レイプは「遺伝」するのかという問いには、非難と議論の渦中から、様々な応答がなされている。 たとえば、『人はなぜレイプするのか』[レビュー]は進化生物学の観点から解き明かす。結論からいうと、養育の投資量の男女差になる。男は養育の投資量が相対的に少ないため、繁殖のため多数の相手に関心を向ける。一方で女は、妊娠、出産、育児に多大な時間とエネルギーを費やされるため、男選びに慎重になる。このセクシャリティの差が、レイプの究極要因だというのだ。 ただし、レイプそのものが適応かどうかについては判断を保留し、フェミニストの立場からの「学習理論」を紹介することで、バランスを取ろうとする。すなわち、レイプとは男性位の歪んだ文化によってもたらされたという立場だ。挑発的な表紙とタイトルとは異なり、慎重にロジカルに議論を整理している。 一方、『暴力の解剖学』は大幅に

    レイプの遺伝子『暴力の解剖学』
  • 「女性たちの貧困」書評 「見えない」貧しさを告発する|好書好日

    働く単身女性の3人に1人が年収114万円未満。明日を担う女性が不幸な社会に、未来はない−。見えづらい女性たちの貧困について取材したことをまとめる。NHKのテレビ番組をもと… 女性たちの貧困―“新たな連鎖”の衝撃 [著]NHK「女性の貧困」取材班 昨年は、女性や子どもの貧困に関する報道や書籍が話題となった。その端緒を開いたのが、NHKクローズアップ現代「あしたが見えない〜深刻化する“若年女性”の貧困〜」である。書は、この番組などの書籍化。反響を呼んだ「20〜64歳の単身女性の3人に1人が年収114万円未満の貧困状態」とのデータが示す現状はあまりに過酷だが、これは今まで「見えない」貧困だった。かねてより専門家の間では女性の貧困が問題視されてきたが、世間一般の見方は今なお異なる。若い女性の華やかな外見や、いずれ結婚し男性の被扶養者となるはず……というイメージと、現実との落差はなかなか埋まらない

    「女性たちの貧困」書評 「見えない」貧しさを告発する|好書好日
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2015/03/22
    滅びてしまえホトトギス案件。でも、目の前の問題は目の前の問題。
  • 「古代の女性官僚」書評 従来の「女官」のイメージを覆す|好書好日

    古代の女性官僚 女官の出世・結婚・引退 (歴史文化ライブラリー) 著者:伊集院 葉子 出版社:吉川弘文館 ジャンル:歴史・地理・民俗 日古代の宮廷で活躍した女官=女性官僚とは、いかなる人びとだったのか。出仕のルートや日常業務、出世や俸給、結婚や引退、死に至るまでのライフコースを辿り、天皇の政務と日常生… 古代の女性官僚―女官の出世・結婚・引退 [著]伊集院葉子 時代小説やドラマでお馴染(なじみ)の「女官」。絢爛(けんらん)たる宮廷に咲く才色兼備の女性たち……というイメージが先立つが、実像はどのようなものだったのか。書は、古代の女官(=女性官僚)たちの選抜から業態、出世、俸給、結婚から引退に至るライフコースを詳解し、日最古のワーキングウーマンの素顔に迫っていく。 特筆すべきは、女官に代表される古代日の律令(法体系)の独自性である。日の律令は唐の法体系を手に作られたが、女官について

    「古代の女性官僚」書評 従来の「女官」のイメージを覆す|好書好日
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2015/02/24
    橘三千代とかのイメージ。
  • 『乙嫁語り』7巻 - 紙屋研究所

    またもし、おまえたちが孤児に対して公正にできないことを恐れるなら、女性でおまえたちに良いものを、二人、三人、四人娶れ。それでもし、おまえたちが公平にできないことを恐れるならば、一人、またはおまえたちの右手が所有するものを*1。それがお前たちが規を越えないことにより近い。(中田考監修『日亜対訳クルアーン』p.107) 19世紀の中央アジアを、現実的・歴史的根拠をもとにフィクションで描く森薫『乙嫁語り』は、7巻でイスラームの「一夫多」をテーマにする。 アニスは富豪の嫁である。 「奥様は当にお幸せでございますね」 「そう?」 「そうですとも 何不自由なくお暮らしですし こうして男のお子様にも恵まれて 旦那様だって これだけのお家なら もう2・3人 奥方をお持ちに なってもよろしいのに 奥様ひとすじで ございますからねえ」 というのがアニスのデフォルトである。夫はグラフィックからしていかにも優

    『乙嫁語り』7巻 - 紙屋研究所
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2015/02/22
    アニスが百合的な意味でシーリーンに惹かれていて、夫もそれに気づいているってのも、おもしろいかな、と思った。シーリーンはけっこう強かだしね。
  • 貧困に陥っても“絶対に死なない方法”がある 『失職女子。』著者が雨宮処凛と語る「生活保護」|ウートピ

    『失職女子。』著者・大和彩さん×作家・雨宮処凛さん対談(前編) 貧困に陥っても“絶対に死なない方法”がある 『失職女子。』著者が雨宮処凛と語る「生活保護」 「生活保護」と聞いて、まず思い浮かべるのはどんなイメージでしょう? それが何かと問われたとき、すらすらと返答できるでしょうか? 『失職女子。 ~私がリストラされてから、生活保護を受給するまで』(WAVE出版)を出版した大和彩さんも、ほんの1年半ほど前までは生活保護について、しっかりとした知識も、明確なイメージも持っていませんでした。しかし彼女は、突然のリストラ、体調悪化、貯金の枯渇、就職活動をするも100社連続不採用に見舞われ、貧困のまっただ中にいました。そこから生活保護受給にいたるまでの一部始終を書き著したのが、この1冊です。 女性ならではの貧困の実態を当事者目線で綴った大和さんと、貧困問題を追い続け『14歳からわかる生活保護 (14

    貧困に陥っても“絶対に死なない方法”がある 『失職女子。』著者が雨宮処凛と語る「生活保護」|ウートピ
  • コラム別に読む : 書店員に聞く 女はそれを我慢できない - 保科龍朗 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    あなたの嘘(うそ)など聞きあきた。あなたの涙はもうあきた。あなたの夢など聞きあきた――。男に見下されてきた女は、そんな捨てぜりふを吐いて、いつか逆襲する。男女平等なんて言いぐさが空しく思えた時、彼女はなにをしでかすか。 ■リブロ池袋店・矢部潤子さんに聞く (1)紙の月 [著]角田光代 (2)プラダを着た悪魔 [著]ローレン・ワイズバーガー (3)ビジネス・ゲーム [著]ベティ・L・ハラガン (4)女の平和 [著]アリストパネース [訳]高津春繁 ■男は結局、刃向かえない 人は国外逃亡をくわだてた。 銀行の支店の契約社員で外回りの営業を任されていた彼女は、顧客から集めた約1億円もの金に手をつけたのである。彼女にはしかし、心をただれさせる罪悪感はひとかけらもない。見失っていた来の居どころをとり戻したような高揚感に突き動かされていた。 (1)『紙の月』は、理不尽なのに共感を引きよせてしまう

    コラム別に読む : 書店員に聞く 女はそれを我慢できない - 保科龍朗 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 『少子化時代の「良妻賢母」』書評 日本の「母」の基準は高すぎる|好書好日

    少子化時代の「良賢母」 変容する現代日の女性と家族 著者:S.D.ハロウェイ 出版社:新曜社 ジャンル:社会・時事・政治・行政 なぜ日の女性は結婚・子育てに前向きになれないのか? 子育てにおける責任の重さ、協力的でない夫、仕事を続けることの難しさ…。母親へのインタビューを分析し、子どもをもって幸… 少子化時代の「良賢母」―変容する現代日の女性と家族 [著]スーザン・D・ハロウェイ 「良賢母」とは、一般に慎み深く勤勉で、母性あふれる伝統的な日の母の理想像とされる。だが、この語は明治維新後の近代化の中で、人工的に作られたイデオロギーであり、今なお形を変えながらも文化規範として機能している。書は聞き取り調査や先行研究をもとに、日の女性たちを拘束するこの「母の理想像」に検証を加えている。 もともと「良賢母」は、愛国的な活動に従事し家庭収入も増やしつつ進んで育児もし、新しい近代国

    『少子化時代の「良妻賢母」』書評 日本の「母」の基準は高すぎる|好書好日
  • 日経BP

    株式会社 日経BP 〒105-8308 東京都港区虎ノ門4丁目3番12号 →GoogleMapでみる <最寄り駅> 東京メトロ日比谷線「神谷町駅」4b出口より徒歩5分 東京メトロ南北線 「六木一丁目駅」泉ガーデン出口より徒歩7分

    日経BP
  • 竹信三恵子『家事労働ハラスメント 生きづらさの根にあるもの』 - 紙屋研究所

    家事労働と聞いて、「あ、おれ関心ない」という男は多いだろう。ぼくもそのクチであった。著者も苦労したらしい。書の発端となる連載には反響も大きかったのに、 出版社へ企画を持ち込むと、反応はさっぱりだった。(書p.234) 家ではカミさんに感謝しているぜ、という男性社員。私は働いているから関係ない、という女性社員。家事労働なんていう地味な話題はやめろ、これからは女性進出の時代だよ、という後輩。「家事労働の」と聞いてイメージする消極的な反応にとりまかれたのである。 正直、ぼくも「専業主婦の働きをお金に換算して評価する話」みたいなイメージが強くて、「ふーん…」という感じになってしまっていた。ふーん現象。 家事労働の在り方が私たちの会社での働き方や社会政策にまで広く影響を及ぼすのだと力説しても、「料理や洗濯がなぜ会社の仕組みや福祉制度に関係あるんですか?」と首をかしげられた。(同前) 結論めいた

    竹信三恵子『家事労働ハラスメント 生きづらさの根にあるもの』 - 紙屋研究所
    shino-katsuragi
    shino-katsuragi 2013/11/26
    “ワーク・ライフ・バランス政策の根幹は、家事労働の再分配にある。”
  • 「生理用品の社会史」書評 意識変えた使い捨てナプキン|好書好日

    なぜ日では長い間、生理用品が進化しなかったのか。そしてなぜ、短期間で進化を遂げることができたのか。ナプキン以前の経血処置法と、その進化を阻んだタブー視の背景をたどり、戦… 生理用品の社会史―タブーから一大ビジネスへ [著]田中ひかる 以前に生理用ナプキンを燃やそうとしたことがある。百円ライターを壊しても火すらつかなかった。高分子吸収体って何者なんだ。そしてこういうものがなかった時代、女たちは毎月どうやって経血の処置をしてきたんだろう。 あまり公に語られてこなかった生理用品の歴史。類書も少なく、常々知りたいと思っていた。 古代から太平洋戦争までの長い期間、経血処置に何がどう使われてきたか、不浄とみなされ、タブー扱いされていたことなどが書かれた前半も興味深いが、白眉(はくび)は第3章、使い捨てナプキンを日人の体形に合わせて開発、商品化したアンネ社の登場。 1961年、当時口にするのも憚(は

    「生理用品の社会史」書評 意識変えた使い捨てナプキン|好書好日