圧勝の末誕生した橋下徹・新大阪市長は、「民意」をバックに大阪市職員との対決姿勢をヒートアップさせている。職員らの間には戦戦々恐々とした空気も流れる。 「民意を無視する職員は市役所から去ってもらう」。橋下氏は当選会見で、市職員らに対し、攻撃的な言葉を並べた。選挙戦で対立した市議会内反対派へは「いったんはノーサイド」と対決度合いを緩めたのとは対照的な物言いだった。 市議会へは「いったんはノーサイド」 2011年11月27日夜の当選会見で、橋下氏は市職員批判を大展開した。選挙戦中に言っていたことは本気だぞ、と再確認しただけではなく、一層熱を入れて「職員改革」の必要性を訴えた。 投開票前には、市職員の間には「楽観論」もあった。 橋下氏は、様々な批判を行っているが、「選挙で有権者受けするために、一種のパフォーマンスとして話しているのだろう」として、「実際に当選すれば、職員敵視を続ける訳もいかず、手を