325億円と25億円。2つの金額は前者が外国人留学生受け入れ充実のための予算、後者が日本人学生の留学推進のための予算という。 うかつにも最近になってこの数字を知り本当に驚いた。日本人学生への支援が外国人の13分の1とはちょっと信じがたい。逆ではないか。 社団法人・KIP知日派国際人育成プログラム(パッカード啓子理事長)に集う東大や早稲田、慶応など13大学の学生ら有志による報告「『国際化教育のあり方』の研究」に平成23年度概算要求額としてあった。 同報告は昨今、若者の内向き志向が叫ばれるが、本当にそうなのか、またそれならば理由は何か、若者たち自身が内外の若者延べ1千人に留学のアンケートを行ったものだ。 調査で分かった目からウロコの事実は他にもある。例えば「留学に行きたいと思うか、もしくは過去に思ったか」には、留学未経験者の86%がイエス、留学に興味のある人は92%にも上り、ほぼ全員である。