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科学とブログに関するsoretのブックマーク (6)

  • HIVがいなくなったわけ - 蝉コロン

    科学, ウイルスCNN.co.jp:HIV感染の独男性、幹細胞移植で「完治」の研究報告の件。 バナナにHIV予防成分 - 蝉コロンでも書いたけれど、HIV感染のメカニズムはこんな感じ。HIVは免疫を担当するT細胞(とMΦ)を標的にします。T細胞はCD4というタンパク質を細胞表面にニョッキリ出しています。HIVが細胞内にエントリーするにはCD4との結合が不可欠です。CD4発現T細胞は免疫系の司令塔みたいなもんなのだけれど、HIVはよりにもよってこの細胞を叩くようにできている。しかし実はCD4だけではウイルスの侵入には不十分で、さらにコレセプターとしてCCR5もしくはCXCR4を必要とします。はじめのほう、何か細胞側に二つの受容体があるでしょう。CD4とCCR5もしくはCD4とCXCR4がウイルス侵入のターゲット。 んで、HIV感染抵抗性のある人を調べると、CCR5遺伝子に32 bpの欠損が見

  • 巨大ウイルスと新たなドメイン(超界)の可能性 - 蝉コロン

    科学, 海洋生物, ウイルス, ゲノム「動物」とか「植物」といった分け方は「界」です。全部で5界あります。そしてその上位に「ドメイン」というのがある。「超界」ともいいます、かっこいい!神様、界王様、界王神様とインフレを起こしてネタが無くなった感じがする! 今のところ、真核生物、原核生物、アーキアの3ドメインがあります。ウイルスは生物じゃないのでどこにも入らない。ところが最近、新たな勢力4th domainの可能性を示唆する事実が、近年発展の著しいメタゲノム解析から得られたのです。初めて完璧超人が現れたときのようなわくわくがありますね。 真核生物、原核生物、アーキア我々が属している真核生物はDNAが核という構造で包まれています。これに対して細菌が属す原核生物にはそういう核構造がないのが特徴。そして比較的新しいドメインがアーキアです。古細菌とも言いますが、カタカナでアーキアと言ったほうが何だか

  • ウイルスに感染するウイルス - 蝉コロン

    話題的にちょっと古いですが、ウイルスに感染するウイルスのお話です。棚の整理してたら一昨年のウイルス学会報があって、そういう記事を読んだので。webでも読めるようです。http://jsv.umin.jp/journal/v58-2pdf/virus58-2_219-220.pdf 役者はアメーバと、それに感染するママウイルスと、さらにそれに感染するスプートニクというウイルス。 フランスはパリの冷却塔にアメーバがいました。フランスパリの冷却塔ってとこですでに引っかかるというか、なにそれちょっとオシャレ、な気分がするけれども、多分水が常に溜まっていて、藻とかレジオネラ菌とかがいっぱいいるような汚い所なのでしょう。そういうところから見つかったアメーバです。 このアメーバに、ママウイルスというのが感染していました。これは超巨大なウイルスの仲間です。ママー!そしてさらにこのママウイルスに、スプートニ

  • (*゚∀゚)ゞカガクニュース隊

    ~ 話題のニュースを見たネットの反応 ~

    (*゚∀゚)ゞカガクニュース隊
  • ホントは怖い?自動水栓 - サイエンスあれこれ

    2011年04月09日 08:27 カテゴリ科学と暮らし ホントは怖い?自動水栓 Posted by science_q No Trackbacks Tweet 最近どこのトイレでも目にする機会の多い自動水栓。蛇口がなく、手をかざすだけで水が出て、流しっぱなしや、閉め忘れもない自動水栓は、水資源の節約には うってつけです。でもそればかりではありません。不特定多数の人が触れることになる蛇口をなくしたことで、衛生的にも非常に良い・・・とされてきました。 これまでは。ところが、つい先日、アメリカのダラスで行われた全米健康疫学学会総会において、ジョンズホプキンス大学病院の感染症専門医であるEmily Sydnor氏は、自動水栓に衛生面でのメリットはほとんどないという衝撃的な発表をしたのです(写真は文とは一切関係ありません)。 Sydnor氏らは、2008年12月から2009年1月までの2ヶ月間、

  • I’m not a scientist.

    自分の将来についての好奇心と不安が入り混じった問いは、どんな世界に身を置いていても頭をもたげることがあるのではないかと思うのですが、ご多分にもれず自分も今から数年前、こんなことを考えていました。 まだ10年ちょっとですが、自分のこれまでの研究人生を振り返って見るに、大学院時代はRNAタンパク質複合体の構造生物学、学位取得後の1st ポスドクでは分野を大きく変えて、RNAサイレンシング複合体の1分子イメージングをやってきました。そしていま(2nd ポスドク)は、DNAナノテクノロジーを用いた超解像顕微鏡観察技術の開発をしています。当然のことながら、深い考えと明確なビジョンをもって研究テーマを選んできたというわけではなく、その時その時のやりたいことを選んできました。ただ、どんな生物学上の問題を解くかということよりも、どうやってその問題を解くか、という方法論により強い興味をもってきた気がしていま

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