我々ヒト科の体は30億の遺伝子(正確にはゲノムを構成する塩基対の数だそうだ)から作られている。その30億の内、90%以上は猿人類と同じなのである。 自然科学者のリカルド・サバティーニはヒトの全遺伝情報が大型本175冊分、およそ26万2000ページだとすると、そのうちヒト特有の遺伝情報は500ページほどであることを明かした。 これは私たちのゲノムの多くが、自然界の生き物と酷似しているからである。あくまでも遺伝子レベル(ゲノムの塩基配列)の話となるが、私たちが一体どういったものと似通っているのか、もっと詳しくみていってみよう。