『朝日新聞』の第6回連続世論調査(6月16、17日調査)の結果が、今日の同紙面に載っている。内閣支持率の変化は、43→44→36→30→34→32%である。不支持率のそれは、33→38→42→49→48→51%である。たったこの数字だけでも、参議院選挙の予測をする上できわめて重要なことが分かってくる。『朝日新聞』のこの連続世論調査は、たいへんありがたい。まず私が注目するのは、内閣支持率がなかなか30%を割らないということである。 先週1週間の安倍内閣や自民党のパフォーマンスは、決して良いものではなかった。その代わり、強行採決などもあることはあったが、あまり目立たなかった。年金問題について、特別に良い対策が打ち出された訳ではないが、出鱈目さも特にこれといったものも出てこなかった。国会の審議は、一応粛々と進んでいる。朝日新聞社の調査で支持率が急落した3週前以来、それでも一応30%台をキープして