さの・しろう 主役を務めた「夢みるように眠りたい」(1986年)で劇場映画デビュー。「ずっとあなたが好きだった」の冬彦役が大きな反響を呼んだ。主な映画出演作に「チーム・バチスタの栄光」「ホペイロの憂鬱」「となりの怪物くん」など。 東京電力福島第1原発事故直後の現場対応に当たったプラントエンジニアたち作業員の姿を描いた映画「Fukushima50(フクシマフィフティ)」。現場を指揮する当直長を演じた佐藤浩市、吉田昌郎所長(当時、故人)役の渡辺謙をはじめ日本を代表する俳優陣が、あのとき繰り広げられていた知られざるドラマを迫真の演技で再現する。実力派キャストそれぞれに、作品に懸けた思い、福島へのメッセージを聞いた。 ◆「安全神話を信じ、思考停止していた」 かつて私は東京電力のテレビコマーシャルに出演しておりました。福島原発でのロケ撮影もありました。中央制御室での撮影もよく覚えています。 今回「F