印刷 京都大学は11日、iPS細胞(人工多能性幹細胞)をつくるのに必要な遺伝子の特許が米国で成立したと発表した。国内のほか、海外で欧州など4カ国2地域ですでに成立しているが、研究が盛んで市場がもっとも大きい米国で認められた意義は大きい。 5日付で通知された。権利期間は2027年6月ごろまでとみられる。 米国の特許は、特定の遺伝子だけでなく、類似の遺伝子であれば今後見つかるものも含めてすべて権利が及ぶ。欧州とほぼ同様に広い範囲の権利が認められた。
印刷 京都大学は11日、iPS細胞(人工多能性幹細胞)をつくるのに必要な遺伝子の特許が米国で成立したと発表した。国内のほか、海外で欧州など4カ国2地域ですでに成立しているが、研究が盛んで市場がもっとも大きい米国で認められた意義は大きい。 5日付で通知された。権利期間は2027年6月ごろまでとみられる。 米国の特許は、特定の遺伝子だけでなく、類似の遺伝子であれば今後見つかるものも含めてすべて権利が及ぶ。欧州とほぼ同様に広い範囲の権利が認められた。
恥ずかしながら、私には2回、失業した経験がある。2回ともハローワークに通い、失業保険のお世話になった。 本稿は、最初の失業時の体験に基づく特許の話である。私は2002年10月に日立製作所を早期退職した(その顛末は本連載の最初に詳述した)。その後、半導体エネルギー研究所という会社に転職した。 失業中に、私は22の会社に履歴書を送ったが、すべて空振り。半導体エネルギー研究所は、23通目の履歴書を送った会社であり、初めて面接に到達し、そして採用された会社だ。 半導体エネルギー研究所は、半導体や液晶などの研究開発を行い、その結果を基に特許を取得し、基本的にその特許の権利行使だけで利益を上げ続けている極めて珍しい形態の会社である。 仕事は刺激的で面白かったのだが、社長の山﨑舜平氏とウマが合わず、「明日から来ないでくれ」と言われ、転職してからたった半年で退職することになってしまった。その結果、2003
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