メインキャンパスが東京・渋谷の一等地にあり、受験生からの人気も高い青山学院大学。しかし、その青山学院大の志願者が今年、前年比30%以上も激減した。いったい何が起こっているのだろうか。大学に聞いてみた。 【図表】早慶上理・MARCHの志願者数、前年と比べてどう変化?一覧はこちら * * * 「もともと志願者が減ることはある程度は想定していたが、コロナ禍により想定以上の減少であった」 こう話すのは青山学院大の鈴木博貴入試課長だ。今年行われた入試の志願者数は4万123人で、前年比69・4%。昨年よりも1万8千人近く減ったのだ。学部ごとで見ると、2019年に新設されたコミュニティ人間科学部が37・1%と減りが大きく、人気の経営学部や国際政治経済学部でもそれぞれ49・8%、50・1%と前年の半分にまで落ち込んでいる。いったい何があったのか。 そもそも今年は、私立大全体で志願者が減ったということが