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書評に関するwerdyのブックマーク (19)

  • 『揚子江は今も流れている』 書誌濫読0805 | 南十字星日記 

    『揚子江は今も流れている』 犬養健 中公文庫 (絶版) 先々週、会社で雑談しているとき台湾と大陸とのあいだの話になった。その人は今も海峡を挟んで両者は鋭く対峙しているという思いを持っておられるようだが、ほんの少しだが実際に訪問した感覚からすると、これは少し違っているのではないかと思う。 特に馬総統の国民党が政権を民主党から奪取したこの春以降、国民党トップの訪中、直行便の開設など矢継ぎ早の路線転換を推進している。勃興する大陸との関係を強固にすることが実利にかなうという情勢判断とともに馬総統が外省人の伝統的エスタブリッシュメント出身であることもその要因であるだろう。 そうなるととばっちりをうけるのは日との関係なのかもしれない。6月の訪台中、ほとんどの新聞のトップニュースは尖閣列島での漁船沈没事故についての日批判だった。TVニュースもかつてない激しい批判を繰り返し、日の丸を焼くシーンをセンセ

    『揚子江は今も流れている』 書誌濫読0805 | 南十字星日記 
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    werdy 2012/12/26
  • (書評)戦後欧米見聞録(近衛文麿著、中公文庫版): 武藤文雄のサッカー講釈

    文庫で約150ページの小著、今回の連休でじっくりと再読し、昨今の世界情勢にも、日サッカー界の今後にも、非常に参考になるなので採り上げたもの。 近衛文麿と言えば、1次内閣時には盧溝橋事件に始まる日中戦争の泥沼に日を引き入れ、さらに2次内閣時には仏印進駐、日独伊三国軍事同盟、日ソ中立条約を締結などにより、日米関係を決定的に悪化させ太平洋戦争を導いた首相である。書はその近衛が20代の折に、第一次大戦後のパリ講和会議に西園寺公望全権特使の秘書として帯同、その後ライン占領地域、英国、米国と外遊を重ねた際の記録である。 後年の我々から見れば、近衛は首相として考え得る最悪手を次々に行った男である。私自身、書を読む前は、軍部に引きずられた世界観のない貴族出身の政治家と思っていた。ところが書において、当時20代半ばの近衛は、第一次大戦終結時の世界観、英仏米3大国の現状と今後、労働運動と社会主義

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    werdy 2012/12/26
  • キリスト教が「新大陸」で行なってきた暴力-1。 : ふしぶじゑ日記

  • 読書日記 『昭和天皇・マッカーサー会見』

    ←クリック 「・・私(安部氏)が一番恐れているのは、これだけのことがあっても何も変わらず、 思考停止のまま原子力発電に頼る生活を続けてしまうことです。・・」 ↑は安部芳裕・★『原発大震災の超ヤバイ話』の巻末- ◆結論 の一節です。 ************ 青木冨貴子・★『昭和天皇とワシントンを結んだ男』は、 以前紹介した ☞◆『昭和天皇・マッカーサー会見』と併読すれば、「思考停止」からは免れます(多分)。 その筋・東電等の「したたかさ」をなめてはいけません。 ************ <追伸> ☞◆HUNTER の追究も続いています。 ●元毎日新聞政治部記者・三宅久之が、新刊・『書けなかった特ダネ』(青春新書)を出した。 興味深かったのは、日ソ国交回復を手がけた鳩山一郎が、なんと昭和天皇に日ソ交渉に反対されて狼狽したという「書けなかった特ダネ」である。 以前、●『昭和天皇・マッカーサー会

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    werdy 2011/08/17
  • http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0947.html

  • [書評]天皇はなぜ万世一系なのか(本郷和人): 極東ブログ

    「天皇はなぜ万世一系なのか」という問いかけは魅力的だし、新書表紙の半分を覆うほど広い帯にある「世襲か、実力主義か」というキャッチフレーズも書のガイドライン的に添えられたものだろう。結論からいうと、若干だが、ほぉと驚く意外な答えが書かれてはいる。そういう考えもあるのかな、というものだ。同時に多少がっかりもする。おそらくこの問いに魅せられた人に納得がいくというものでもないだろう。もちろん納得のいく答えがあったとして、それがどれほど真理を射貫いているかは別として。 帯にはさらに「皇室、貴族、武士、高級官僚の出世と人事から、「日権力構造」最大の謎に迫る」とあり、これも補助的なフレーズなのだが、すでに天皇の問題が日権力構造という一般構造に吸着されていることが伺われ、どうやら書のテーマは先の問いに焦点化していないか、散漫なのではないかという印象を与えてしまう。読後の感想としても、日史に興味の

  • [書評]「古文」で身につく、ほんものの日本語(鳥光宏): 極東ブログ

    現代日語と古語を結びつけてやさしく解説した書籍があるといいと常々思っていてので、書「「古文」で身につく、ほんものの日語(鳥光宏)」(参照)を書店で見かけたとき、手に取り捲り、買ってみた。どういう感じなのかと読み出したが、ちょっと微妙である。自分の思い入れがズレた分で批判してしまうのはよくないが、この著者の知識ならばもう少しシンプル(簡素)に、かつプラクティカル(実用的)に、このテーマが書けそうな気はした。 「はじめに」で枕草子でも有名な表現「いとおかし」があり、この「いと」を数年前の流行語「チョー」に対比して説明していた。面白い趣向だと思った。清少納言の「いとおかし」はたしかに「チョーグッド」みたいな印象もある。また、「これは知りたることぞかし」の「ぞかし」は現代の「だよね」と比較されている。この対比も現代人にはわかりやすい。 古語と現代語は違うものだが、言語の機能としては等価な部分

  • 22歳からの国語力

    22歳からの国語力 2010-02-26-3 [BookReview] オトバンク経由で献いただきました。いつもありがとうございます。 ■川辺秀美 / 22歳からの国語力 タイトルは「22歳からの〜」ですが、年齢はあまり関係なく、「社会人のための国語力」だと思って読むとよいです。 国語力といっても、古典とか漢字とか教養チックな話ではありません。 このでの国語力とは「読む力」「聴く力」「話す力」「書く力」、そしてそれらを組み合わせるための「編集力」です。 前者4つの「力」をサッカーのポジションに例えていました。 「読む」GK、「聴く」DF、「話す」MF、「書く」FW。 アウトプットがゴールゲットだと考えるのは分かりやすいですね。 各章の最後にある「まとめ」表がすばらしく分かりやすいです。 第一章のまとめを見て、びっくりして、その場で全章のまとめだけ先に読んで、再び読み進めました。格段に読

    22歳からの国語力
  • [書評]本格折り紙―入門から上級まで(前川淳): 極東ブログ

    格折り紙―入門から上級まで」(参照)という書名に「格」とあり、語感としては"authentic"もあるが、実際の内容は、総合的・包括的・体系的と言えるかもしれない。おそらくこのが現代折り紙に関するものとしてもっとも優れた書籍だろうと思う。 掲載されている作例は多いとは言えない。伝統折り紙や多面体形成のユニット折り紙についての言及はあるがその作例は少ない。現代折り紙の世界で国際的にも評価の高い「神の手」こと吉澤章(参照)についても参照はされているが特別な扱いはいない。むしろ、そうした部分をあえて除くことで、折り紙来の原理性をくっきりとさせている。 著者自身「いわば、作品の紹介を通した、折り紙の教科書です」としているが、実際に折り紙の技術と体系が理解できるように、入門編から上級編まで階梯的に説明されている。 パズルを簡単なレベルから難関レベルに進むようにも読めるし、上級作品を作るため

  • マーク・ピーターセン『ニホン語、話せますか?』

  • [書評]日本語作文術 (中公新書:野内良三): 極東ブログ

    タイトルが冴えないけど「日語作文術 (中公新書:野内良三)」(参照)は良書だった。文章読の系統では新しい古典になるのではないか。レベルは一般向け。高校生が読んでもよいくらい。大学生や新社会人も読んでおくと、一生のお得。悪文を書き連ねている私がいうのもなんだけど、これ読むと、それなりに文章がうまくなることお請け合い。 文章読は数多くある。ありすぎる。人それぞれ信奉する良書もある。なので、どれが良書かという議論は、ご宗教みたいな話に堕しがち。どうぞご勝手に。私はある時期からあまりこだわらず、そのときおりの文章読を時代を読むように読むようになった。文章読自体を楽しむという趣向では「文章読さん江 (ちくま文庫:斎藤美奈子)」(参照)のような冷めた感じだ。文章というのは多面的で一冊の文章読ですべてを言い尽くせるものでもないし。 それでも信奉書に近いものはあって、平凡だが二冊。「日語の

  • Amazon CAPTCHA

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  • 二十歳までに出会っておけばよかった10冊 - 技術教師ブログ

    多分当時の僕に文字多めの専門用語多めのを渡しても読まないと思うので誰でもそれなりに読めて面白くて気付きが多いって基準でセレクト。 自分の小さな「箱」から脱出する方法 作者:アービンジャー インスティチュート,金森 重樹,冨永 星発売日: 2006/10/19メディア: 単行(ソフトカバー)自分の小さな「箱」から脱出する方法posted with amazlet at 09.09.10アービンジャー インスティチュート 金森 重樹 冨永 星 大和書房 売り上げランキング: 219 おすすめ度の平均: 苦しかった。 箱から少しだけ頭を出せるようになりました コミュニケーションテクニックに頼る前に一読を。 衝撃的 人に勧めまくってます Amazon.co.jp で詳細を見るこれは一番最初にあげておきたい、なんか優しくなれる。当時のペーパーナイフのようなキレそうでキレない自分に見せてやりた

    二十歳までに出会っておけばよかった10冊 - 技術教師ブログ
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    werdy 2010/08/30
  • 「ローマ人の物語」の読みどころ【まとめ】

    おもしろければ、それでいい、という姿勢で読んでいる。これを教養書や歴史書として読む奴の気が知れん(→いわゆる団塊社長)。お題にもあるとおり、これは「物語」として読むのが正解。 例えば、「たら」「れば」の乱発、見てきたような断定口調、その一方で「…と思う」で終わる文章、妄想爛漫、カエサル萌え… 好き放題に書いてる ── それでも威を借るために歴史書からも引用頻々… 史家をチクりチクりと批判しながら。 つまり、往年の名著「男たちへ」で培ったシニカルな目線は、ローマという増幅装置を使って現代へ放射しているんだな ── それが団塊世代には心地よいらしい。ダンナや息子が激しく気の毒に思えるが、日最高齢の腐女子として、がんばってくださいと、つい応援したくなる。 したがって、楽しめる読み方は、ツッコミを入れながら、塩婆がバッサリ斬った史実や書籍を拾いながらが良い。 「塩婆が言ってることはホントーか?」

    「ローマ人の物語」の読みどころ【まとめ】
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    werdy 2010/08/30
  • スゴ本100

    いつのまにか1000エントリ超えてたので、ここらで100に絞ってみる。 このblogで「スゴ」認定されたもの、企画「この○○がスゴい」で挙げられたものを、100にまとめてご紹介。順序適当、偏見なし、ビジネス、サイエンス、エロマンガ。ブンガク、ビジュアル、なんでもアリ、啓蒙、アダルト、劇薬なんでもござれ。「ノンフィクション」、「フィクション」、そして「劇薬系・成人指定」の三立てでご紹介。番号は便宜上つけたものなので、ランキングにあらず。 こんなにスゴいに出合えたのは、すべてあなたのおかげ。いいはたくさんあるのだが、全部読んでるヒマもないし、探している時間も足りない。だからわたしは、スゴいを読んでいる「あなた」を探す。あるいはこのblogにやってきた「あなた」の言を待つ。そうしたツッコミやアドバイスをいただき、とても感謝しています。 この100リスト全て鉄板モノだが、「それをスゴ

    スゴ本100
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    werdy 2010/08/30
  • 書評:ほら貝

  • 書評 - 風雲児による風雲児たち : 404 Blog Not Found

    2005年11月21日17:02 カテゴリ書評/画評/品評 書評 - 風雲児による風雲児たち 前から欲しかったのだけど、歯抜けがいやだったので最近大人買い。 風雲児たち (全20巻;幕末篇1-23巻以下続刊) みなもと太郎 いやあ、大人って当にいいものですね。 それにしても、自分がここまで江戸時代を知らなかったのかと目から鱗が落ちまくり。田沼意次が蝦夷地直営まで考えていた事とか、解体新書の「当の著者」は杉田玄白ではなく前野良沢だったとか、黒船騒動はペリーの時よりプチャーキンの時の方が大きかったとか.... しかし、はじめからこれほどの大作にする意図はみながわ氏にはなかったようなのである。あくまで彼が書きたかったのは幕末。それは第一巻の冒頭にきちんと明記してある。しかし幕末をきちんと書くには関ヶ原の戦いをきちんと書かねばならず、(まだ出ぬ)戊辰戦争の伏線のため保科正之を外さざるを得ず、幕

    書評 - 風雲児による風雲児たち : 404 Blog Not Found
  • 無限な世界、有限な自分 - 書評 - 私塾のすすめ : 404 Blog Not Found

    2008年05月08日00:00 カテゴリ書評/画評/品評Art 無限な世界、有限な自分 - 書評 - 私塾のすすめ 筑摩書房より献御礼。 私塾のすすめ 斎藤孝 / 梅田望夫 初出2008.05.03; 販売開始まで更新 まずはさておき、斎藤孝、梅田望夫の両著者に伝えておきたい。 ありがとう、と。 書「私塾のすすめ」は、齋藤孝と梅田望夫という、1960年生まれの二人の「私塾長」による対談。なぜ生年まで書いたか、と言えば、それが書に決定的な意味があるからだ。あと2年弱で四十歳になる。梅田が著者として名を連ねているの中ではもっとも「あちらがわ」語が少なく、しかし1969年生まれの私にとっては最も腑に落ちた一冊である。 目次 - 新著「私塾のすすめ」5月8日刊行 - My Life Between Silicon Valley and Japanより 第1章 志向性の共同体 明治と現代

    無限な世界、有限な自分 - 書評 - 私塾のすすめ : 404 Blog Not Found
  • 人文科学者がダメな理由がわかる - 書評 - 日本を変える「知」 : 404 Blog Not Found

    2009年05月30日08:00 カテゴリ書評/画評/品評Logos 人文科学者がダメな理由がわかる - 書評 - 日を変える「知」 血、じゃなかった、知、でもなかった、痴の匂いに惹かれて購入。 日を変える「知」 芹沢一也 / 荻上チキ / 飯田泰之 / 鈴木謙介 / 橋努 / 田由紀 / 吉田徹 2009-05-21 - こら!たまには研究しろ!! 他分野の若手論客と話すのは実に楽しいんですよね.シノドスはその機会を十分(過ぎるくらい^^)に与えてくれる点で非常に刺激的です. うん、面白かった。 バカの集まりというのは、外から眺めれば面白いものである。 書「日を変える「知」」は、著者の一人である芹沢一也が主催する「知の交流スペース」、「Synodos(シノドス)」におけるセミナーのやりとりをまとめたもの。 目次 - Amazonより 「経済学っぽい考え方」の欠如が日をダメに

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    werdy 2010/03/10
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