2.7 便所・洗面所 ◆設計の考え方◆ ・便所のバリアフリー化に際しては、面積的、コスト的な制約、施設用途、及び利用者意識など に配慮し、その設置方法等に工夫が必要である。 ・便所に関し、従来は車いす使用者が利用できる便房のみが義務付け対象であり、整備が遅れて いた車いす使用者用便房の設置をまず確保し、さらにオストメイト機能の設置やベッド、チェ アの設置を併せて推進する観点で、広さのある車いす使用者用の便房内に多様な機能を含む多 機能便房の設置を推奨してきたところである。 ・バリアフリー法の制定に伴い、便所におけるオストメイト機能の設置についても義務付け対象 に追加されたこと、多機能であることによる車いす使用者からの利用上の不便さを解消するた めに、また個別機能に応じた設備が効率的・効果的に利用されるよう、従来の考え方を一部改 め、以下のような基本的な考え方で計画することが望ましい。 1)