黒瀬陽平(以下黒瀬)、合同会社カオスラ(以下カオスラ)による不法行為について記載する。 ここに書かれている内容は、私(安西彩乃)の視点ではあるがすべて事実である。直近の対応への批判以外、彼ら自身、既知の事実である。黒瀬とは2ヶ月半、カオスラとは1ヶ月半、当事者間での解決を望んで対話を試みてきたが、非常に悪質な対応しかされなかった。 当事者同士で話せることはもうなにもない。その上で、事態の深刻さ・悪質さゆえに私の個人的な体験として秘匿するべきではないと考え、告発を決めた。 その後、株式会社ゲンロン(以下ゲンロン)への相談を経て事態が急激に動いたが、私は美術業界で二度とこのようなことが起きぬよう事実関係を公表する必要があると判断し、こうして私個人の判断で公開する。 このトラブルは、様々な個別の問題が複合して発展したもの。そのため第三者へ問題認識を共有するには具体的なディティールが必要で、きわめ
当事者研究は三十数年前浦河「べてるの家」で、統合失調症を持つメンバーの自助ツールとして生まれました。 従来社会から隔離され専用施設で管理されて来た統合失調症患者は、薬で症状を抑えられても完治するわけではない。治療はむしろ患者から「生きる力」を奪っているのではないかという認識から、彼ら彼女らを「管理の対象」から「当事者」へと転換しました。患者は治療される対象ではない。自分たちで自分たちの病気について研究し、「幻覚妄想大会」を開催して発表する、年間何千人もの人がそれを見に浦河までやってくる…。 当事者研究は今では全国に広まり大学だけでなく小学校でも、あらゆる苦労を抱えた人たちに使われすっかりポピュラーなものになったと言えます。 べてるの数々の著書からは絶えず問題が発生する浦河の日常が見て取れます。でも決してその問題を排除しようとはしない。私は九年前にべてるの家を知り、社会の価値観と真っ向から対
知人の家で料理をしていたところ「最近、鉄のフライパンで卵を焼くとくっつんだよね」という話が。ちょっと見せてもらいましょう。 こ、これは良くない状態です。このフライパンで調理をすれば焦げ付く事態が想像できます。その理由は表面に焦げなどの汚れが付着しているから。 そもそもなぜフライパンに食材がくっつくのか、を復習しておきましょう。フライパンの表面を顕微鏡でのぞくと、目に見えないヒビや突起があります。このでこぼこがフライパンに食材がこびりつく物理的な原因です。 タンパク質を加熱するとお互いに反応しあって、網状組織をつくるわけですが、この時、鍋の金属イオンとも反応します。例えば熱くしたフライパンに卵液を注ぐと、凝固したタンパク質がこの凸凹にしがみつきます。つまり「くっついてしまう」のです。 一般的な解決策は油を注ぐことです。油は温度が高いほど流動性が高くなり、隙間を埋めることができるので、注ぐ前に
前回の投稿 (Part 1) では、そもそも性とジェンダーは意味することが違い、性(sex)とは生まれながらの「生物学的」な性別であり、ジェンダー (gender) とは人間がつくり上げた社会の中で、各性別が一般的にどの様な社会的役割(ジェンダーロール)を果たしているかに紐付けられた「社会的な性別」であるという話をしました。今回はその性とジェンダーの違いから日本のジェンダー問題について私なりに考えてみたいと思います。 世界経済フォーラム(WEF)の発表するジェンダー・ギャップ指数が日本は2019年、121位(153カ国中)[1] と史上最下位にまで落ちてしまいました。これは日本が後退しているのではなく、世界が進んでいる中で、日本は相対的に遅れてしまっていると言うことだと思います。しかし、なぜ日本は国際社会の中で取り残されてしまったのでしょうか? 1. ジェンダーロールは日本社会にも ジェン
その日、あたいがゲイ風俗の控え室に帰ると見慣れない顔の子が二人ほどいた。 ゲイ風俗には絶えず新人ボーイが入店してくる。 そして自分が出勤していない間に新人が店に馴染んでいて、長い間挨拶できていないことなどもしばしばある。 早速いい機会だと思って、あたいは二人に名前(源氏名)を名乗った。 「あたいもちぎ。二人とも新人くんでしょ? 何かわからないことがあったら、すぐにあたいか店長に聞いてね」 そう言うと二人は顔を見合わせてクスクスと笑っていた。 「俺たち、他店からの渡り鳥なんで、ゲイ業界長いっすよ。別にわからないこととか無いですから」 渡り鳥とは、ゲイ風俗の移籍経験があるーーつまり複数の店の在籍経歴を持つ男の子のことだ。 あたいが働いていた新宿には大手だけでも当時4店、他にもウリセンバーやマンション型のウリセン、マッサージ店も含めればたくさんのゲイ性産業が存在していた。従事する人間の数も地方の
性犯罪・性暴力被害者ワンストップ支援センターの運営費につき、国が半額補助する「性犯罪・性暴力被害者支援交付金」が、①平成31年度、この交付金が8000万円削減されていたというニュースが入ってきた。しかも、②その積算根拠が、1日8時間・支援員2人・時給1000円を基準としていることが明らかになった。 https://www.jcp.or.jp/akahata/aik19/2019-10-27/2019102701_04_1.html 非常に情報量の多いニュースなので、①の意味から、整理していこう。 内閣府が平成24年3月作成した「性犯罪・性暴力被害者ワンストップ支援センター開設・運営の手引」によれば、性犯罪・性暴力被害者ワンストップ支援センターとは、「性犯罪・性暴力被害者に、被害直後からの総合的 な支援(産婦人科医療、相談・カウンセリング等の心理的支援、捜査関連 の支援、法的支援等)を可能な
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